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+物語がすきな旅人のおはなし。+ since:23/11/2003 +本日の更新+ 2011年8月6日 ★8月4日の日記 --- 旅がすきです。 しばらくたったときには、 このページが旅や日常の物語がいくつか詰まっている ページになっていればいいなぁと思います。 このページでは 98年9月~99年8月まで滞在したビルマ(ミャンマー)、 そして02年8月~04年9月末まで滞在したイギリス・ロンドンのこと、日々感じることなどを中心に書いていこうと思います。 ちなみに日記は慣れてきたらもっと長く書くつもりです。 いまはまだあんまりありませんが、 これからコンテンツや写真など増やしていくつもりです。 © 2003-2008 candy pink All rights reserved.
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日本財団ビルでおこなわれた
ジュノ・ディアス来日記念シンポジウム 「オタク・災害・クレオール」に行ってきました。 「オスカー・ワオの短く凄まじい人生」の訳者で アメリカ文学研究者の都甲幸治さん、 作家で仏語圏文学研究者の小野正嗣さんとともに討論をされました。 「オスカー・ワオ」には 日本のオタク文化が山ほど出てくるがなぜかという質問に対して 自分には日本人の友人がいて その友人は日本に帰り英語を教えたりしていて その友人から日本のことを聞き 作品を書くにあたってはそれをリサイクルしたと 言っておられました。 ディアスさんは今回の来日中に日帰りで被災地を訪れ、 秋には再来日してボランティアするそうです。 Boston Reviewにはハイチの大地震のことも書かれています。 http://www.bostonreview.net/BR36.3/junot_diaz_apocalypse_haiti_earthquake.php ディアスさんは言います。 大災害が起こるとき暗い力がすがたを現わすのだ、と。 その暗い力には自然の力もあるし 自然ではない力もあるのだそうです。 ハイチの地震の場合では 資本主義は人を殺すことを厭わないものだということが 明らかになったと言います。 政治的な暗い力については誰も証言したがらないという例に、 もし自分がジャーナリストで 毎日政府に批判めいたことを言っていれば クビになってしまうけれど 作家(アーティスト)であればそのようなことができる と言っていました。 政治家にも宗教家にもアスリートにもできないことを アーティストはできると 自分の先生も言っていたのだそうです。 作家は誰も入っていきたがらない場所に入っていって ニュースを持って帰らないといけないとも 言っておられました。 「朗読はつまらないから…」と言って 「オスカー・ワオ」の 2ページだけを朗読されました。 その後、質疑応答がありました。 ここでは作品についての質問もありました。 「オスカーワオ」の主人公のオスカーは どんな状況でも仮面をつけず超人的だが それとは対照的に顔がなくいくつもの仮面を持っている ユニオールもほんとうは本物の自分になりたいと思っている と言っていました。 また「なぜ日本のアニメがすきなのか」という質問に対しては 「アメリカのポップカルチャーはつまらないから」 と答えています。 81年に毎日毎日ソ連の脅威が報じられていたとき テレビで放映されていたアニメが バッグズ・バニーと宇宙戦艦ヤマトで みんなヤマトを支持した、と。 それはヤマトのほうが真実を語っていたからです。 文化論と言ってもいいくらいの大きなテーマの話もあり なかなか濃いお話でした。 欲を言えば作品の話をもうちょっと聞きたかったかな。 でもその著作からは想像もつかないような 社会派の一面があることを知り驚きました。 またそのような面を作品中で 全面に押し出すのではないのがスマートだなと 思いました。 言っておられることもどれも真実を突いていて この人の本をもっと読みたいと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 6, 2011 12:08:07 AM
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