紫陽花の絨毯

6月最後の日に。遠くから蝉時雨が聴こえた。夏が始まろうとしている。

鹿児島県霧島市 『犬飼滝』

霧島山を源流とする、天降川の支流である中津川中流部にある滝。幕末の英雄、坂本龍馬とその妻・お龍（おりょう）が日本最初の新婚旅行で訪れた場所として知られている。また、奈良時代末期から平安時代初期にかけての貴族だった和気清麻呂が、この滝で遊んだとも伝えられており、近くには同氏を祀る​和気神社​がある。落差36m、幅は21.8m。道路沿いの展望台から滝を見れるようになっているが、遊歩道が整備されており、そこを歩いていくと滝壺まで行ける。展望台とそこから見た滝。遊歩道を10分ほど歩いて滝壺近くの展望台へ。滝壺は大きく、岩壁の上面真ん中の凹んだ部分から水が流れ落ちているのが分かる。豊水の時は真ん中以外からも水が流れ落ち、2～4本の滝になるようだ。

鹿児島県霧島市 『和気神社』

奈良時代末の神護景雲3年（769年）、宇佐八幡宮神託事件に関連し、皇統の危機を護ったものの道鏡の怒りを買い、大隅国（現在の鹿児島県東部）に流された和気清麻呂公を祀る神社。同氏が都に戻るまで暮らしていた地とされている。交通安全、建築、学問の御利益があると言われている。隣の和気公園には立派な藤棚があり、毎年4月下旬から5月上旬に「藤まつり」が開かれている。また、近くの中津川には和気清麻呂公が遊んだと伝えられる​犬飼滝​がある。神社の前にある"日本一の大絵馬"。大きさは畳約50畳分もある。参道。拝殿の前には狛犬でなく狛猪がある。これは猪が和気清麻呂公の守護神とされているため。また、写真はないが神社の境内には白猪の「和気ちゃん」が奉納されている。絵馬掛けのところに坂本龍馬とお龍が新婚旅行で訪れたことを記念する碑がある。2人がここを訪れたとき、まだ神社はなかったらしい。拝殿。ここにも藁で作った猪の人形が置いてある。

大分県由布市 『金鱗湖』

由布院を代表する観光名所の一つ。大分川の源流の一つである池で、池底から清水と温泉が湧き出ている。年間を通して池の水温が高く、冬は水面から湯気が上がる。さらに秋から冬にかけての早朝には池面から霧が立ち上がる幻想的な光景が見られる。湖畔にはカフェや神社、露天風呂などがある。もともとこの池は由布岳の麓にあることから「岳ん下ん池」と呼ばれていたが、明治17年（1884年）に大分の儒学者、毛利空桑が池のそばの露天風呂から池を眺めていると魚が飛び跳ね、夕日に映えて金色に輝く様を見て「金鱗湖」と名付けた。金鱗湖の景観。池の水を触ってみると温かく、たまに水面から湯気が上がる。コイ、フナ、ハヤなどの魚も泳いでいる。湖畔にある神社は天祖神社。湖畔から由布岳を望む。湖畔にある"下ん湯"。金鱗湖の名付け親である毛利空桑が池を眺めていたと言われている温泉。内湯と露天風呂がある共同浴場で、入浴料は200円。混浴である上に露天風呂は外壁が薄いので入るには結構度胸がいるかも。天祖神社。金鱗湖に佇む小さな神社で、湖に浮かぶ鳥居が印象的。手水舎の水は由布岳から通った湧き水が使われている。

『沈堕の滝』

記事はこちら→​大分県豊後大野市 『沈堕の滝、沈堕発電所跡』​

佐賀県鹿島市 『祐徳稲荷神社』

京都府の伏見稲荷神社、茨城県の笠間稲荷神社とともに日本三大稲荷神社に数えられている神社。社殿、神楽殿、楼門は総漆塗りで装飾が見事であることから、"鎮西日光"とも呼ばれている。貞享4年（1687年）に肥前鹿島藩主の鍋島直朝の夫人である花山院萬子媛が、稲荷大神の分霊を勧請したことが始まりと言われている。主祭神は倉稲魂大神（ウガノミタマノオオカミ）、大宮売大神（オオミヤノメノオオカミ）、猿田彦大神（サルタヒコノオオカミ）。大宮売大神は天鈿女命（アメノウズメノミコト）の別名であるとされている。御利益は商売繁盛、交通安全、家運繁栄、大漁満足。また倉稲魂大神は衣食住の守護神として多くの人々から信仰されている。年間に300万人の参拝者が訪れると言われており、九州では太宰府天満宮に次いで参拝者が多い。沢山の参拝者で賑わう参道。大きく、装飾が綺麗な楼門。神楽殿。一般参拝者の諸祈願はここで行われている。本殿・拝殿。総漆塗りで極彩色の豪華絢爛な作りとなっている。"鎮西日光"と呼ばれる理由も納得でき、また大きな舞台は京都の清水寺をイメージさせる。本殿で参拝した後、足を伸ばして奥の院へ。奥の院までの道は朱塗りの鳥居が続く。結構な距離があるので少し体力がいる。山頂に鎮座する奥の院。稲荷大神の使いの、狐の霊である命婦大神を祀っている。参拝が終わった後、門前商店街へ。祐徳稲荷名物の"稲荷ようかん"が売っている。

宮地嶽神社・奥之宮八社の花手水

『乙原の滝』

YouTubeで動画投稿始めました。記事はこちら→​​大分県別府市 『乙原の滝』​​

宮崎県西臼杵郡高千穂町 『高千穂峡』

五ヶ瀬川にかかる峡谷で、宮崎県の景勝地、パワースポットとして非常に有名。国の名勝、天然記念物に指定されている。高さ80～100mの断崖が約7kmにわたって続く美しい峡谷で、今から約27万年前～9万年前の4度にわたる阿蘇火山活動によって噴出した火砕流が、五ヶ瀬川沿いに流れ出し冷却固結したため柱状節理が生じ、長い年月の浸食を受けこの峡谷を作り上げたと言われている。遊歩道を歩いて雄大な峡谷美を楽しむことができ、貸しボートに乗って間近で見れる真名井の滝（日本の滝百選）や、数々の神話や伝説にまつわるスポットなどがある。高千穂峡の碑。「おのころ池（おのころ島）」池には鯉が泳いでいる。池の中央にある小さな島が、国産みの神として知られる伊邪那岐命（イザナギノミコト）と伊邪那美命（イザナミノミコト）の両神が最初につくり出した島と言われている"おのころ島"。「玉垂の滝」高さ5m、幅15mの滝。​天真名井​で湧いた水が地下を通り、断崖の岩肌から流れ落ちてこの玉垂の滝になっていると伝えられている。ここで流れ落ちた水はおのころ池を通ったあと、真名井の滝となって落ちる。「久太郎水神社」五ヶ瀬川流域の5つの瀬の水神の中心と言われている。高千穂峡では久太郎水神と名前が付けられ祀られている。「真名井の滝」高千穂峡のシンボルとも言える滝。落差は17m。日本の滝百選に選定されている。天真名井の水が流れ落ちていることからこの名前が付いた。巨大で立派な柱状節理の岩肌を持つ高千穂峡の断崖。「仙人の屏風岩」遊歩道の対岸にある高さ約70m、屏風面の巨大な断崖。「鬼八の力石」重さ約200トンの大きな石。高千穂を荒らし回り、再びこの地に帰ってきた三毛入野命（ミケノイリノノミコト）に退治されたと言われている悪神"鬼八（きはち）"が、この石を三毛入野命に投げて力自慢をしたと言われている。​ちなみに​高千穂神社​の社殿には鬼八を退治する三毛入野命の神像がある。「高千穂三段橋」一度に3本のアーチ橋が見れる珍しいスポット。橋の名前は手前から順番に"神橋"、"高千穂大橋"、"神都高千穂大橋"。高千穂峡の散策を終えた後。御橋から見下ろした真名井の滝。

大分県中津市 『猿飛甌穴群』

山国川の上流、奥耶馬渓にある甌穴群が続く峡谷。およそ1000万年前は海底だった場所で、海底の溶岩が噴出し、変朽安山岩と呼ばれるものができた。後にこの岩が隆起で地表に現れ、水流により河底に大小無数の甌穴と呼ばれる穴を作り上げた。やがて2kmも続く甌穴群ができ、これが"猿飛千壺峡"と呼ばれるようになった。猿飛千壺峡のうち上流0.5kmのところに奇岩・巨岩が立ち並ぶ場所がある。ここが"猿飛甌穴群"と呼ばれており国の天然記念物に指定されている。猿飛甌穴群の案内板。ここを曲がると駐車場がある。上流の山国川。コバルトブルーの渓流。甌穴群を流れる渓流。行ったときは豊水で凄まじい轟音を鳴らしながら流れており、かなりの迫力があった。吊橋。ここから猿飛甌穴群を見れる。猿飛甌穴群。河底に大きな甌穴（水流によってできた穴）が確認できる。また、河岸に並ぶ巨岩にも多くの甌穴があることから、この一帯が長い年月をかけて水流に浸食され、このような奇岩を形成したことが分かる。吊橋を渡って遊歩道を歩いた先にある猿飛御社。右の猿と握手をして参拝する。

佐賀県唐津市 『七ツ釜』

玄界灘の海岸に並ぶ7つの海食洞で、玄武岩の柱状節理が玄界灘の荒波に削られできたもの。国の天然記念物に指定されている。洞窟の大きさは最大で間口3m、奥行きは110mある。洞窟は展望台から見れるようになっているが、他にも遊覧船があり、それに乗って海上から洞窟を見学できるようになっている。玄海国定公園にある展望台から見れる「象の鼻」と「めがね岩」も紹介。象の鼻。海に向かって岩が象の鼻のように伸びていることから。なんとなく象の顔のようにも見える。玄海国定公園内にある土器崎神社。神功皇后を祀っている。三韓出兵のとき、皇后が土器に酒を注ぎ海神をお祭りになったと伝えられている。めがね岩。波に削られ眼鏡橋のような形になっている。柱状節理の立派な岩肌が美しい。展望台から見た七ツ釜。コバルトブルーの海に7つの洞窟が並んでいる。一番大きな洞窟は遊覧船で奥まで行けるようになっているらしい。

福岡県うきは市 『浮羽稲荷神社』

城ヶ崎公園内にある神社。京都の伏見稲荷大社から宇迦之御魂神（ウカノミタマノカミ）、同じく京都の松尾大社から大山咋神（オオヤマクイノカミ）、太宰府天満宮から菅原道真の三神が祀られている。商売繁盛、五穀豊穣、長命長寿、学問、酒造と健康の御利益があると言われている。そして一番の特徴は91基の​朱塗りの鳥居​。フォトジェニックなその風景は多くの撮影者を呼び寄せ、今ではインスタ映えスポットとして若者も含め各地から観光客が訪れている。参道入口。ここから拝殿まで300段の長い階段が続く。朱塗りの鳥居が絶え間なく続く。京都の伏見稲荷神社にも引けを取らない、これぞまさに稲荷神社、というような光景だ。階段を上った先ではうきは市の町を一望できる。拝殿。3社から分霊された神様が鎮座している。

太宰府天満宮の花手水

鹿児島県姶良市 『山田の凱旋門』

日露戦争のモニュメントとして建設された、日本で現存する数少ない凱旋門。国登録有形文化財に指定されている。明治37～38年の日露戦争に、当時の山田村から従軍した人たちの無事帰還を記念して、山田村兵事会が建設した。石造りの凱旋門で、鹿児島が誇るアーチ式の石橋技術を応用して作られ、全国的に見ても貴重な文化財であるという。事実、凱旋門で現存するのはこの山田の凱旋門と静岡県浜松市にある凱旋紀念門の2基だけらしい。高さ4.7m、幅は4.9m。凱旋門上部はアーチ型に組まれており、中央に縦60cm、横121cmで"凱旋門 明治三十九年三月 陸軍中将正五位 勲二等功四級 大久保利貞"と文字が刻まれた石がはめ込まれている。凱旋門の中では小規模であるものの、貴重な存在。山田村の従軍者たちは実際にこの門をくぐり、凱旋祝いを受けたと思われる。

熊本県宇土市 『長部田海床路』

​​読み方は「ながべたかいしょうろ」。九州最大の湾であり、日本一の干満差がある有明海上に真っすぐ伸びている道。干潮時のみ姿を現す。元々この道は昭和54年（1979年）に干満差が非常に激しい有明海で、海苔養殖や採貝を営む漁業者さんたちの行き来が楽になるように建設されたもの。満潮時になると道が海に沈み、道沿いに建てられた24本の電柱が海に浮かぶ幻想的な光景が出来上がる。​​​​​​​特に夕暮れ時の光景はまさしく絶景。​行くときは天気と干潮の時間帯をしっかりチェックするべし。​​潮が引いているとき。海上に電燈が続く光景はスタジオジブリの「千と千尋の神隠し」に登場する、海原電鉄をイメージさせる。海の向こうに薄ぼんやりと見える山は雲仙普賢岳。たそがれ時、海へと伸びる道が徐々に沈んでいく。満潮時。海の上にぽつぽつと電柱が並び、電燈が点くことでより一層、幻想的な光景を作り出している。

島根県松江市 『神魂神社』

読み方は「かもすじんじゃ」。出雲国造の大祖といわれる天穂日命（アメノホヒノミコト）がこの地に天降り、この神社を創建したと伝えられている。御祭神は伊邪那美命（イザナミノミコト）と伊邪那岐命（イザナギノミコト）。国家安泰、子孫繁栄、五穀豊穣、商売繁盛などの御利益がある。本殿は1583年（天正11年）に造られたもので、現存する日本最古の大社造りであり、国宝に指定されている。木造の鳥居。鳥居に紅葉の葉がかぶさっており、秋は綺麗な風景を生み出すようだ。手水鉢。苔がびっしりと生えている。険しい階段を上ってすぐの場所に拝殿がある。日本最古の大社造りの本殿。400年以上昔のものとは思えないほど保存状態が良く、木組みも美しい。

鹿児島県霧島市 『丸尾滝』

​霧島温泉郷にある滝で、温泉水が流れ込む珍しい滝。冬は湯けむりを上げながら水が流れ落ちることもある。高さは23m、幅は16mと広い。斜めに切り立った柱状節理を流れ落ちるようになっている。夜間はライトアップもされており、近くのホテルからは散歩気分で行ける。正面から見た滝。滝の隣には展望台もある。間近で見た滝。温泉水が流れている為か滝壺が​青白く​なっている。​柱状節理の岩肌に水が叩きつけるようにして落ちているため、大量の水しぶきが飛ぶ。夏はマイナスイオンを沢山浴びれて良いかもしれない（ついでに温泉も浴びれて一石二鳥だ（？））。

大分県中津市 『深耶馬渓』

​山国川の支流である山移川の渓谷沿いに続く景勝地で、多くの奇岩、断崖が立ち並び、秋は紅葉が美しい。中でも群猿山や夫婦岩、仙人ヶ岩など8つの奇岩を一度に眺められる「一目八景」が有名で、紅葉が見頃の時期には毎年多くの観光客が訪れている。近くには名物の手打ち蕎麦が食べられる店や温泉もあり。仙人ヶ岩。名前の由来は山の頂上に仙人が数人いるように見えることから。烏帽子岩。神職の装束である烏帽子（えぼし）に形が似ていることから。一目八景までの遊歩道で見る、燃えるように立ちそびえている紅葉の木たち。一目八景展望台から見た景色。中国の山水画に描かれているような山々と色鮮やかな紅葉の見事なコントラストが非常に美しい。3枚目の写真は夫婦岩と呼ばれる奇岩。見晴らし台から見た景色。ここからも奇岩群が見れるようになっている。少し休憩。一目八景の近くのお店で売られている"そば饅頭"。あつあつの出来たてを提供してくれる。一口サイズの小さな饅頭で中にはあんこが入っていて美味しい。下で流れる山移川。水面に映る紅葉も綺麗だが、水も綺麗でニジマスが泳いでいる。​

大分県中津市 『耶馬渓橋（オランダ橋）』

山国川に架かる石造アーチ橋。上流にある馬渓橋、羅漢寺橋と共に耶馬渓三橋とも呼ばれている。日本唯一の8連アーチを持つ石橋で、さらに日本一の長さを持つ石橋でもあり、その長さはなんと116mもある。大分県の有形文化財に指定されており、日本百名橋の一つにも数えられている。"オランダ橋"とも呼ばれており、これは大分県や熊本県の石橋と異なり、長崎県の石橋に多く見られる水平な石積みを採用しているためとされている。1920年（大正9年）から1923年（大正12年）にかけて観光用の橋として建造され、現在に至るまで2度の大水害を経験している。1度目は水害で流失したが、すぐに復旧。2度目は平成24年に発生した九州北部豪雨の被害を受けたが、無事だった。ただし欄干（手すりの部分）のほとんどを失い、1年かけて復旧工事が行われた。石造りの立派なアーチ橋。日本一の8連アーチ石橋は写真1枚に収まりきれないほど長い。

福岡県八女市 『日向神峡（夏）』

​​その昔、日向の神々がその美しさに惹かれて降り立ったという伝説のある峡谷。多くの巨岩・奇岩が立ち並ぶ景観は美しく、春は桜、秋は紅葉で彩られる。​​巨岩の中に「ハート岩」と呼ばれるものがあり、恋愛成就のパワースポットとして注目を集めている。日向神ダムと、その右側に見える巨岩は"天戸岩"と呼ばれる岩。日向神公園から見た蹴洞橋とハート岩。ハート岩は見ての通りかなりの大きさであり、縦220m、横180mもある。この大きさは日本国内でハート岩と呼ばれる奇岩の中で最大。蹴洞橋から見た景色。ここからの景色が一番綺麗。ハート岩は近くで見るとさらにインパクトがある。ちなみに2枚目の写真の右側の岩は"蹴洞岩"と呼ばれるもので、神々の天馬が蹴ったためできたと言われている。

佐賀県唐津市 『見帰りの滝、あじさい渓谷』

​​​​観音の滝​に並ぶ唐津市の名瀑と、色とりどりの綺麗なアジサイが咲き誇る渓谷。見返りの滝まで続く渓谷は「あじさい渓谷」と呼ばれ、6～7月頃には青や​​紫​​、桃色など約50種類、約4万株のアジサイが咲く。あじさいの名所として毎年多くの観光客が訪れている。見返りの滝は、市内にある観音の滝と同じく日本の滝百選に選定されている。何よりも特筆すべきはその高さ。高さはなんと100mもあり、これは九州で最も高い。よって、"九州一の滝"とも呼ばれている。見帰りの滝下流の伊岐佐川。川沿いにアジサイが咲いている。「あじさい渓谷」色鮮やかなアジサイたち。滝までの道を綺麗な色に染め上げる。渓谷をしばらく歩き、終点に見返りの滝が。滝の周辺にもたくさんのアジサイが咲いている。見返りの滝。滝壺のそばに沈下橋があり、そこから滝を正面から見れるようになっている。高い落差から轟音と共に水が流れ落ちる様子は、迫力を感じるに違いない。展望台から見た滝。吊り橋から見た滝。高い落差から水が流れ落ちていく様子を確認できる。​​​​​​​​​​​

久しぶりに遠出

今日は久しぶりに遠くの方へ行った。八女の日向神峡というところに行ったあと、車で30分程度の場所にあるとある滝へ。その後に風呂に入って帰った。12時に家を出て20時に帰宅。あー疲れた。写真を上げたいところだけどまたこんど。この橋の左側にすごい光景がある。

写真を見やすく&神様の名前

写真を見やすくするため、連続して写真を載せるときは写真と写真の間を1行空けることにしました。これで1枚1枚の写真が見やすくなったはず。あと、ここ1週間くらいは高千穂の神社を紹介させていただきました。多くの神様を紹介したわけですが、神様の名前が読めない人も多くいると思うので、全ての日記に書かれている神様の名前に読み方を追加しました。読み方一例天照大神（アマテラスオオミカミ）瓊瓊杵尊（ニニギノミコト）天鈿女命（アメノウズメノミコト）

宮崎県西臼杵郡高千穂町 『高千穂神社』

高千穂郷八十八社の総社。創建は約1900年前の垂仁天皇の時代で、古くは「十社宮大明神」あるいは「十社宮」と称され、明治4年（1895年）に「三田井神社」に改称、さらに24年後に現在の「高千穂神社」に改称された。御祭神は高千穂皇神と十社大明神。御利益は縁結び、夫婦円満、諸願成就、農産業、厄祓。高千穂皇神とは、日向三代と呼ばれる皇祖神とその配偶神の総称で、瓊瓊杵尊（ニニギノミコト）と木花開耶姫命（コノハナノサクヤビメ）、彦火火出見尊（ヒコホホデミノミコト）と豊玉姫命（トヨタマヒメノミコト）、鸕鶿草葺不合尊（ウガヤフキアエズノミコト）と玉依姫命（タマヨリヒメノミコト）の6柱の神のこと。十社大明神とは、神武天皇の兄である三毛入野命（ミケイリノノミコト）とその妻子9柱の神の総称。つまり、合わせて16柱の神が鎮座している。毎晩神楽殿で"高千穂神楽"が行われており、神社の観光名物となっている。高千穂神社の立派な鳥居。くぐった先は神聖な雰囲気が立ち込め、違う世界に来たような気分になる。社殿。現在の社殿は1778年に再建されたもの。国の重要文化財に指定されている。横から見た社殿。分かりにくいが、写真の右側、社殿東側の脇障子に高千穂を荒らしまわった悪神の"鬼八"を退治する三毛入野命の神像がある。ちなみに​高千穂峡​にはこの鬼八が投げたと伝えられる鬼八の力石がある。夫婦杉。2本の杉の幹が繋がった巨樹で、この杉の周りを恋人、夫婦と手を繋いで3回まわると縁結び、家内安全、子孫繁栄の3つの願いが叶うと言われている。秩父杉。高千穂神社の御神木。樹齢800年の巨樹。神楽殿。ここで毎日午後8時から9時の間に"高千穂神楽"が行われている。行った当時はコロナが流行し始めた時期で、まだ神楽は行われていたものの、感染を防ぐため観るのは控えた。後に機会があれば観に行ってみたい。

宮崎県西臼杵郡高千穂町 『天真名井、夜泣き石』

天真名井の読みは「あまのまない」。槵觸神社から歩いて5分程度、神代川のほとりにある。瓊瓊杵尊（ニニギノミコト）が降臨した際、この地に水がなかったため天村雲命（アメノムラクモノミコト）が再び高天原に上がられ、この場所に水を移したと伝えられる。水は御神水として信仰されている。大ケヤキの木。樹齢1300年、幹周680cmの巨木。この木の根元で水が湧いている。天真名井の湧き水。ここで湧き出た水が地下を通り、やがて​高千穂峡​へとたどり着き玉垂の滝となって落ちるという。「夜泣き石」天真名井のすぐそばにある大きな石で、古くは神代川の清流にあったとされる。伝説によれば瓊瓊杵尊の子供を宿した木花開耶姫（コノハナノサクヤビメ）が、あまりの難産にこの石に抱きついてお産をされたと言われている。また、夜泣きの激しい赤ん坊はこの石に触ると泣き止むとも言われている。

宮崎県西臼杵郡高千穂町 『槵觸神社』

読みは「くしふるじんじゃ」。元々は天孫降臨が行われたと伝えられる槵觸山を御神体としており、本殿を持っていなかった。元禄7年（1694年）に社殿が建立され、瓊瓊杵尊（ニニギノミコト）をはじめ降臨に随行された神々が祀られている。御祭神は主祭神に瓊瓊杵尊を祀り、相殿に天児屋命（アメノコヤネノミコト）、布都怒志命（フツヌシノミコト）、布刀玉命（フトダマノミコト）、建御雷命（タケミカヅチノミコト）を祀る。諸願成就の御利益があり、天児屋命と布刀玉命は歌の神、布都怒志命と建御雷命は武道の神として知られている。槵觸神社の正面鳥居。ここから参道を通り、少し急勾配の階段を上って拝殿へ。木々に囲まれた参道は不思議なパワーを感じられた。拝殿。立派な龍の彫刻が彫られている。