大分県豊後高田市 『長安寺』
六郷満山の中山本寺で、天台宗の寺院。県指定史跡。養老2年(718年)に仁聞菩薩が開基したと伝えられる。本尊は千手観音菩薩。平安時代、六郷満山を統括していた西叡山高山寺が衰退したのに伴い、鎌倉時代には六郷満山の総山として満山65ヶ寺を総括する地位を占め、将軍家の祈願寺として隆盛した。国指定重要文化財に指定されている「太郎天像」「二童子立像」が保管されている。「花の寺」とも呼ばれており、四季を通じて綺麗な花や木が見れる。中でも春の7000本のシャクナゲと秋の紅葉は見もの。長安寺の入り口付近にある大きな銀杏の木。色鮮やかな紅葉が境内を綺麗に彩る。仁王像。像の朽ち具合から、寺が長い歴史を持っていることがうかがえる。本堂。歌碑が並ぶ長い石段。石段を登った先には奥の院の神社がある。寺の境内に神社があるという、神仏習合の文化が残る六郷満山ならではの光景。にほんブログ村