福岡県八女市 『津江神社』
大きなクスノキがある神社。
御祭神は伊邪那岐命(イザナギノミコト)と伊邪那美命(イザナミノミコト)。
平安時代末期の嘉応元年(1169年)2月に猫尾城(黒木城)初代城主の黒木大蔵大輔源助能が創建したと伝えられる。源助能は後白河天皇から姓や恩賞を賜るほどの武将だったが、ある日豊後(大分県)の大友氏に疑いを掛けられ、豊後津江山浦(現在の大分県日田市)に幽閉される。助能は「この無実の疑いが晴れ黒木に帰城できたときは、津江宮を黒木でお祀りします」と願をかけお祈りし、無事疑いが晴れて帰城した後に、津江宮の神霊をうつし津江神社と名付け創建した。
境内には源助能が創建時に植えたとされる大きなクスノキがあり、県の天然記念物に指定されている。
鳥居。先に津江神社の立派なクスノキが見える。
神門。
拝殿。
摂末社の天満宮(御祭神は菅原道真公)、琴平神社(御祭神は大物主神)。
町のシンボルにもなっている津江神社のクスノキ。樹齢800年以上、根回り36m、幹回り12m、樹高40m、枝張り40mの巨木。樹勢は今も勢いを増しているという。昭和29年(1954年)に県の天然記念物に指定された。
神門の手前にも変わった形をしたクスノキがある。もともとここは池になっていて、池の中に根を張っていたらしい。
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