熊本県八代市 『梅の木轟公園吊橋、梅の木轟』
五家荘の谷内川の上空に架かる吊橋と、その橋を渡った先にある滝。梅の木轟公園吊橋は橋長116m、高さ55mの吊橋。平成元年(1989年)に架橋された。五家荘に架かる吊橋の中では最長の長さで、補助ロープや支柱を使用しないPC吊床版橋としては日本有数の長さを誇る。橋の上からは雄大な渓谷を眺められ、中でも秋の景色は絶景。梅の木轟は落差38m、階段状の岩を流れ落ちる段瀑。名前の由来は菅原道真公をしのんで植えた飛梅の木を湧けて運ぶ途中、滝に落としたことから名付けられたと言われている。梅の木轟公園吊橋が架けられるまでは、山道もなく、見られることがほとんどなかったことから"幻の滝"とも伝えられていた。駐車場近くの展望台から見た梅の木轟公園吊橋。一般的に吊橋と言えばワイヤーを使っているものがほとんどだが、この吊橋にはそれが使われていない。山から山へとそのまま一本の道が伸びている感じ。梅の木轟公園吊橋の上。55m上空を空中散歩。コンクリート造りの強力な吊橋でも、人が歩けばやっぱり揺れる。補強のワイヤーがない分、かえって怖いかもしれない…吊橋から眺めた渓谷。吊橋から見下ろして見た谷内川。橋を渡り、さらにここから梅の木轟を目指す。滝の下流にある龍門橋。橋の下には梅ヶ枝轟が流れ落ちている。歩いて10分、梅の木轟に到着。梅の木轟。階段状の岩を一条に流れ落ちる滝。流れ落ちた水は滝壺から下段の滝へと落ちていき、更に下流の梅ヶ枝轟を落ちた後、最終的に谷内川に合流していく。観瀑台から見た梅の木轟。正面から見ると、高さを実感できる。滝壺から見た梅の木轟。にほんブログ村