大分県宇佐市 『鳥居橋』
大分県北部を流れる恵良川に架かる、石造りのアーチ橋。県指定有形文化財に指定されている。5連アーチの石橋で、橋長55.15m、橋幅4.35m、橋高14.05m。細長い橋脚から「石橋の貴婦人」とも称される。院内町には75基もの石橋が残されており、そのうちアーチ橋は64基と、日本一の多さだと言われている。その石橋群の中でも、この鳥居橋は一番の大きさを誇る。明治時代に「石橋王」と呼ばれた石工、松田新之助が手掛けたもので、大正5年(1916年)7月に完成した。昭和26年(1951年)に発生したルース台風をはじめ、これまで発生した大洪水に耐え抜き、当時の石工の技術力の高さを今に証明している。夜間はライトアップがされている。隣に架かる橋から見た鳥居橋。リズミカルに5連のアーチが連なり、橋脚は細長く、まるでバレエダンサーのよう。橋の上。欄干の高さが低いので橋の下を見る時は身を乗り出し過ぎて落ちないよう注意したい。橋の上から見た恵良川。橋の下へ。アーチの下をくぐれるようになっている。川辺から見た鳥居橋。分寺橋と荒瀬橋。院内町に架かる石橋群たち。この他にも院内町には沢山の石橋が架かっている。時間があれば石橋巡りをやってみるのもいいかもしれない。にほんブログ村