大分県臼杵市 『白馬渓』
臼杵川の支流にある渓谷。市指定名勝に指定されている。1833年(天保4年)に商人の三並屋繁右衛門(橋本主馬之助)と清水善七が相談し、伊勢参りに行けない人々の為に、この地に伊勢神宮外宮の御祭神である豊受大神の分霊を勧請。渓谷の一番高い場所に神宮を創建し、川に石橋を架けて参道を整備し、四季の樹木を植えたのが始まりと言われている。羽衣山腹から湧き出る清水の奇岩を割って流れるその姿が、白馬の駆ける様子を思わせることから、明治時代ごろから白馬渓と呼ばれるようになった。市内随一の紅葉の名所として知られ、毎年11月下旬になるともみじ祭りが開催されている。白馬渓入り口の一の鳥居。伊勢神宮にちなんで鳥居も伊勢鳥居に近い形状となっている。観光休憩所。野菜や梅干しなどの無人販売が行われていた。二の鳥居。渓流沿いの遊歩道を歩き、大神宮を目指す。渓谷に架けられている石橋。この渓谷が整備された時に架けられたもので、全部で8つあり、いずれも形状が異なっている。4つ目の石橋のそばを流れ落ちる小滝。三の鳥居。周辺の紅葉が綺麗だった。白馬渓で一番大きな滝。水量は少なく、大きな岩に1本の白い糸がかかるようにして流れ落ちている。岩には落葉がかかっていた。水は…お世辞にも綺麗とはいえない。神楽殿。もみじ祭りの時にここで神楽が奉納されているそう。石畳と石灯籠。大神宮周辺の紅葉。大神宮。御祭神は伊勢神宮外宮に祀られている豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)。内宮に祀られている天照大御神(アマテラスオオミカミ)の食事を司る神で、人々より衣食住にかかわる産業の守り神と崇められている。大神宮から更に登った場所にある池。水面は波一つ立てず綺麗な水鏡となっており、木々や青空を映し出している。池の周辺をぐるりと一周。池のそばにあった、渓谷で一番立派なモミジの木。↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてねにほんブログ村