京都府京都市 『伏見稲荷大社②』
京都府京都市 『伏見稲荷大社①』の続き。稲荷山の参道に連なる、朱塗りの鳥居。稲荷神社では願い事が通る、もしくは通ったことから、その感謝の意味を込めて鳥居を奉納する風習が江戸時代以降から広がっている。現在、伏見稲荷大社には約1万基もの鳥居が参道に並んでいる。千本鳥居。伏見稲荷大社最大の見どころで、約1000本もの朱塗りの鳥居が密に並ぶ、圧巻のスポット。二股に分かれていて、右側通行となっている。一部期間は夜間にライトアップが行われており、より幻想的な光景が映し出される。奥社奉拝所(奥の院)。稲荷山の遥拝所。裏側の石垣には、沢山の小さな鳥居が奉納されていた。おもかる石。奥社奉拝所の右手にある。この石灯籠の前で願い事をして、灯籠の上にある空輪(丸い石の部分)を持ち上げ、その時に感じた重さが、軽ければ願い事が叶い、逆に重ければ叶い難いとされる。自分の願いを試そうと、沢山の参拝者で賑わっていた。参道は稲荷山の頂上まで朱塗りの鳥居が果てなく続く。ちなみに稲荷神社の鳥居は社殿と同じく"稲荷塗"と言われ、朱塗りが慣習となっているが、朱色は生命・大地・生産の力を稲荷大神の御霊の働きとして表現した色とされている。根上りの松。商売人や株に関係する人々からは値(根)が上がるのを待つ(松)といわれ、縁起の良い松として信仰されている他、人がひざまずいてお祈りをしている様子に見えることから"膝松さん"とも呼ばれ、木の肌を撫でると腰や膝の痛みが治るともいわれている。稲荷塚。参拝者が稲荷山に奉納した、神徳にちなんだ神名(○○大神という神名が一般的)を刻んだ石(お塚)が密集する場所。お塚だけでなく、祠や小さな鳥居も大量に奉納されており、ここは魔境か?!と思ってしまうような、どこか不気味な雰囲気に包まれている。ちなみに現在稲荷山に奉納されているお塚の数は、1万を超えているそう。熊鷹社。稲荷山の中腹、新池のほとりに位置する。御祭神は熊鷹大神。勝負の神様といわれ、向かいにある竹屋でろうそくを買い、社に奉納するとより良い御利益があるといわれている。新池。別名を谺ヶ池といい、行方が分からなくなった人の居場所を探す時、池に向かって手を打ち、こだまが返ってきた方向に手がかりが掴めるという言い伝えがある。神田。宇迦之御魂大神は穀物の神様としても知られ、ここでは祭典の神饌米として用いられる稲が育てられている。春から秋にかけて3度の神事がここで行われており、4月に水口播種祭、6月に田植祭、10月に抜穂祭が行われている。八嶋ヶ池。啼鳥菴。2017年(平成29年)に新設された休憩所。稲荷山を登って参拝したあとは、ここで一休み。中にはカフェ「稲荷茶寮」があり、お稲荷さんをモチーフにした稲荷パフェや、稲荷かき氷など、ここでしか楽しめないメニューが揃っている。テラス席もあり。↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてねにほんブログ村