高知県吾川郡仁淀川町 『安居渓谷①』
仁淀川の支流の一つである安居川の上流に広がる渓谷。一帯が安居渓谷県立自然公園に指定されている。にこ淵、中津渓谷と共に仁淀川ブルーを代表するスポットの一つ。原生林や切り立った崖に囲まれ、巨石、急流、淵、滝などが形成された全体で約10kmにもわたる自然美溢れる渓谷。江戸時代までは禁制がかけられ渓谷に入ることもできなかったが、近代以降の伐採によって数々の景勝地が発見された。透明度が非常に高く、エメラルドグリーンに輝く安居川を中心に、高い落差を持つ飛龍の滝や昇龍の滝、仁淀川ブルーと呼ぶにふさわしい青が広がる水晶淵など、数多くの見どころがある。春夏秋冬で様々な姿を見せるが、新緑が綺麗で滝の水量が豊富になる夏~初秋の時期が一番の見頃で、秋になると紅葉と仁淀川ブルーの見事なコントラストが美しい。渓谷の入り口には宿泊施設「宝来荘」があり、宿泊だけでなく渓谷を見ながら食事を楽しめるレストランもある。キャンプ場もあり。駐車場の近く、渓谷の入り口にある宝来荘。宿泊、レストラン、観光ガイドなど全てが揃っている。まさしく安居渓谷の拠点となる場所。せり割洞穴。もみじ谷公園から水晶淵に向かう途中にある洞穴。台形にくり抜かれた抜け口から、安居川が見える。川沿いの遊歩道を歩いて、水晶淵へ。清らかに流れる安居川はどこも見事なエメラルドグリーンに輝いていて、川底もくっきりと見えるほど澄みわたっている。水晶淵。安居渓谷最大の仁淀川ブルースポットとも言える場所。あまり広くはないが水深が深めの淵で、水面はほとんど波を立てず緩やかに水が流れている。水は仁淀川ブルーと呼ぶにふさわしく、青く輝き澄みわたり、水深の深いところほど青が深まり、日光が当たると水がキラキラと光り一層綺麗に見える。いつまでも見ていられるような美しさだった。水晶淵の仁淀川ブルー。深いところであっても川底がはっきりと見え、川底に転がっている石は水の色に着色され、まるで宝石のよう。アクションカメラを使って水晶淵を水中撮影。背龍の滝。水晶淵の近くを流れ落ちる落差50mの滝。訪れた時は冬だったため水がほとんど流れ落ちていなかったが、滝水が凍りついて氷柱となり、綺麗な氷瀑と化していた。水晶淵からさらに上流へ進むと、隠れた仁淀川ブルースポットである砂防ダムがある。水晶淵上流の砂防ダム。安居渓谷の隠れた仁淀川ブルースポットで、高さ20mの大きな砂防ダムの前に溜まった水が、綺麗な青色に染まっている。大きな人工物が目の前に構えているのが少し気になるが、広々とした水溜まりが深い色の仁淀川ブルーに染まっている様子は、南国の海のような美しさがある。夏になると砂防ダムから水が流れ落ち、辺りの新緑も相まって大変美しい光景となるのだが、冬に訪れたため水が流れ落ちておらず、木々も冬枯れ・色褪せしていたため少し残念な景観となっていた。それでも仁淀川ブルーの美しさは健在だった。高知県吾川郡仁淀川町 『安居渓谷②』へ続く↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてねにほんブログ村