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カテゴリ:福岡県
鷹取山に源を発する巨瀬川に懸かる3つの滝を中心にした、渓谷に作られた公園。水源の森百選に選定されている。
渓谷に懸かる滝は調音の滝、魚返りの滝、斧渕の滝の3つで、巨瀬の三滝とも呼ばれている。1つ目の調音の滝は園内を流れ落ちている滝で、落差は27m。ゴツゴツとした黒い岩を、高い落差から分岐するようにして水が流れ落ちるのが特徴。天保年間に久留米藩主有馬頼永公の奥方が立ち寄られた際に、滝を流れる水の音が天然のメロディに聞こえたことから、「音の調べ」すなわち調音の滝と名付けられた。2つ目の魚返りの滝は調音の滝のある場所からさらに上流にかかる滝で、落差は10m。3つ目の斧渕の滝は渓谷の最上流にある滝で、落差は15m。 調音の滝周辺は公園として整備されており、7・8月は巨瀬川の水を引いた流水プールが無料で解放され、連日家族連れで賑わう。他にも夏季期間中は滝の音を聴きながら楽しめるそうめん流しや、地元の特産品を販売している売店もあり。 調音の滝の碑。 渓谷を流れる巨瀬川。水は川底が見えるほど清らかで澄みわたっている。 巨瀬川に架かる橋を渡った先に、調音の滝がある。 調音の滝。ゴツゴツとした岩を分岐するように水が落ち、岩肌のちょうど真ん中から水が二手に分かれるようになっている。流れ落ちている水が"イロハ"の文字にも見えることから、「いろは滝」とも呼ばれているんだとか。訪れた時は水量多めで、蝉時雨と共にザアザアと自然のメロディーを奏でていた。ちなみに前は滝の右手に祠があったが、いつの間にかなくなってしまっている。 さらに近づいて見た滝。マイナスイオンたっぷりで、まさしく天然クーラーと言うにふさわしく、猛暑日でも暑さを忘れられるほどの涼しさだった。 滝の上の茂みから、静かに滝を見守る不動明王像。 滝の近くにある水汲み場。 そうめん流し。夏季のみオープン。そうめんを割った竹に流すものでなく、くるくる回るタイプのもの。近くにある調音の滝の音を聴きながら、ひんやり冷たいそうめんを楽しめるようになっている。 流水プール。巨瀬川から引いた冷たい水を使っているプールで、ウォータースライダーもある。利用料金はなんと無料。訪れた時は沢山の家族連れで賑わっていた。 公園から巨瀬川沿いに700m登っていくと、筑後川源流の碑があり、その近くに魚返りの滝へ下りる階段がある。 魚返りの滝。巨瀬の三滝の中では最も落差が低い滝で、滝壺に向かって豪快に水が流れ落ちる。 魚返りの滝から、さらに400m上った場所にある斧渕の滝。階段状の岩盤を駆け下りるようにして水が流れ落ちている。 ↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてね にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.08.17 22:00:02
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