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カテゴリ:佐賀県
武雄市若木町にある、クスノキの巨樹。国の天然記念物に指定されている。
樹高25m、幹周り21m、根周り33m。推定樹齢は3000年。県内に現存するクスノキとしては最大の大きさで、全国にあるクスノキの中でも4番目の大きさを誇る。また、2001年(平成13年)に環境省が行った巨樹ランキングでは5位にランクインした。幹は空洞化しており、内部には稲荷の石碑が祀られている。 奈良時代に行基がこの地に訪れ、クスノキの一部に観音立像を直接刻み、頭部には六臂観音をはめ込んだという伝承が残る。立像は明治時代の廃仏毀釈で顔面を削られ、1987年(昭和62年)に発生した台風によって幹から剥離してしまい、現在はクスノキの隣にある観音堂に安置されている。 周辺は「川古の大楠公園」として整備されており、源為朝の黒髪山での大蛇退治を題材にしたからくり人形が設置された為朝館や、水車の動力を使って精米が行われている水車小屋などがある。 川古の大楠公園。元々大楠の周辺はほとんど整備されず荒れていたようだが、現在は公園として整備され、観光バスが停められる駐車場もあったりと、人気のスポットとなっている。 様々な角度から見た川古の大楠。どの方角からカメラを構えても、なかなか全体を捉えきれないほどの大きさを誇る。 大きく広がった枝。 地面に力強く張る根。幹と根はほぼ一体化している。 幹の根元の部分は空洞化しており、内部には稲荷の石碑が安置されている。 撮影スポットもあり。 為朝館。源為朝の大蛇退治を題材にしたからくり人形があるほか、武雄市で獲れた野菜や、伝統工芸品などの販売もされている。訪れた時は休館だった。 水車小屋。水車の動力を用いて米の精米が行われており、ここで精米された米は「水車米」として販売されている。 小川。鯉が泳いでいる。周りにあるマネキン人形はあまりにリアルすぎて、つい本物の人間だと思ってしまう。 青木月斗の歌碑。"福明り 三千年の 楠大樹"と記されている。月斗がこの地に訪れた時に詠んだ句と言われている。 山口弘雄先生之像。 石碑群。 石灯籠群。 観音堂。かつて行基がクスノキの一部に刻んだと伝えられる、観音立像が安置されている。 ↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてね にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.12.07 00:37:36
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