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読みは「つるみさき」もしくは「つるみざき」。鶴見半島の先端にある岬で、九州最東端の地。日豊海岸国定公園の一部。
東経132度5分、北緯32度55分の場所に位置する。岬は鶴御埼自然公園として整備されており、季節ごとに椿、ツツジ、ノジギク、デイゴなどの花々が咲く。九州で最初に日が昇る場所としても有名で、元旦になると多くの人が初日の出を見ようと訪れる。道中には丹賀砲台園地、灯台博物館、展望ブリッジなどいくつかの見どころがあり、岬には鶴御埼灯台や展望台がある。また、明治から昭和の時代にかけて使われていた砲台跡や兵舎跡など、軍事要塞の遺構も随所で見られる。 1894年(明治27年)に日清戦争が勃発したことをきっかけに岬には海軍望楼が設けられ、1926年(大正15年)には豊後水道の入り口に位置することから、豊予要塞の一部として一帯が要塞化された。1931年(昭和6年)に丹賀浦に丹賀砲台が完成。1942年(昭和17年)に鶴見崎第一砲台が設置された一方、丹賀砲台は演習中に砲弾が暴発し大破、多くの死者と負傷者を出した。太平洋戦争の終戦に伴い、軍事要塞としての役割を終えた。 佐伯市観光案内所にて九州最東端到達証明書が発行されている。料金は200円(最東端へ行ったと分かる写真などが必要)。 元の間海峡段々展望所。鶴御埼北側の元の間海峡では、潮の変わり目に上げ潮と下げ潮がぶつかり合う様子が展望所から見れるようになっている。海峡の先に見える島は大島。 パノラマ展望台(展望ブリッジ)入り口。展望ブリッジまでは500mほど山道を登っていく必要がある。 パノラマ展望台がある場所の周辺にも、軍事施設の遺構が見られる。この遺構は便所と台所と兵舎だろうか? パノラマ展望台に到着。ちなみにここでいくつか見られるコンクリート造りの円形の台は、西部軍情報隊跡で、豊後水道を通る敵艦隊の方位や距離を測定し、その情報を丹賀砲台に連絡する役割をもっていたそう。 パノラマ展望台。標高279mの山の山頂に建てられた、360°の大パノラマを眺望できる展望台。1991年(平成3年)に完成したもので、高さは5.4m、長さは54mもある。 展望台から見た、広々とした豊後水道の景色。天気が良いと四国地方が見え、より天候に恵まれていると豊後水道上にある水ノ子島灯台が見える。訪れた時は天気は良かったものの、奥の方がぼんやりとしていて少し残念だった。 展望台から見下ろした九州最東端の地、鶴御埼灯台。 大分県佐伯市 『鶴御埼②』へ続く ↓ランキング参加中。この記事が良いと思った方はクリックしてね にほんブログ村 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.23 21:05:14
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