お遍路 47日目 徳島から九度山
11月29日朝5時起床ドミトリーだからしょうがないけど、ドアの開け閉めの音で夜中に4回起きた。でもよく寝た。共有ルームに荷物を全部持って行き、コーヒーを頂きながら支度をする。ちょっと早いけど、6時40分出発。徳島に高速バスで来た時はこのバス停で降りた。すごい昔に感じる。あの時よりはちょっとは良い人間になったかなーなんて思ったりした。セブンで朝ごはん買って、6時55分南海フェリー行きのバスに乗る。知らない所に行くから早め早めに。フェリー乗り場で九度山までというと、チケットを発券してくれた。高野山って書いてあるけど九度山で降りて下さいと。 2500円で行けるからお得だ。8時フェリー出発。ワクワクドキドキ。みなさん、横になって寝てる人が多い。私もゴロゴロする。淡路島を通る。高野山から熊野古道を調べる。これもいまいちよくわからない。ただ、スペインの道を歩いて熊野古道を歩くとピンバッジがもらえるらしいから欲しい。証明書ないけどいけるかな。パンダのぬいぐるみがあちこちにある。10時過ぎに和歌山港に到着。そのまま人の流れにのって、南海電鉄に乗る。1度、大阪の天下茶屋駅で乗り換え。橋本駅で困ってる外人さん発見。ここらへん知りもしないのに、でしゃばった。どこまで行くの?と聞いてみた。極楽橋まで、でもどの電車乗るのかわからないと言うから、あちゃー、私も分かりません。駅員さんが近くにいたから聞くと、慣れた英語で説明してくれた。外人さんが私にThank you so much!って言ってくれたけど、いやいや、私何もしてないので逆にごめんなさいと思った。でもこの旅通して、コロナでふさがりつつあった、人とのコミュニケーション能力が復活し、パワーアップしたのではないかと思う。和歌山県、九度山駅に着いた。お腹ペコペコ。今日の宿、玉川亭に荷物をおろして、ここら辺で食べれる所を探すと、グラタン屋さんが!可愛い店内。ちょっと良いお値段。自分にご褒美と思ってサーモンのドリア、スペシャルセットを頼む。出てきた前菜、すごく美味しい。柿のドレッシングと柿も入ってたけど、合うー。白ワインが欲しい感じ。 ドリア熱々、サーモンたっぷり。猫舌の為、やけど。自家製コンソメスープ。店内ちょっと寒くて、すぐコールドスープになる。オレンジジュースを頼んだら、バヤリースがきた。100%の飲みたかった気分だったけど、いたしかたない。久しぶりに瓶のバヤリース見た。こうやって飲むと味もオシャレに感じる。そしてデザートはバニラアイスに焼き芋のモンブラン。フルコース、大満足。2600円ちょっと遠くのローソンまで明日のお昼ご飯を買いに行く。九度山は富有柿が有名だ。名前は聞いた事ある。宿に戻りチェックイン。旦那さんがお話し上手で明日の山の説明をしてくれた。2食と温泉に連れてってくれて別館で8580円。4時半、こちらに泊まられるご夫婦と一緒にゆの里へ。シャンプーがすこぶるいい。温泉水が良すぎるのか?シャンプーだけでツルツル。欲しい。今日だけかもしれないけど、痛んだ髪の毛がストンと落ち着いてサラサラ。東京帰ったら通販で買いたい。お湯も弘法大師様にまつわる、ありがたいお湯なんだそう。芸能人のサインもたくさんある。1時間後ら旦那さんが迎えにきてくれて、外に薄暗く見える高野山を紹介してくれた。明日の道は右に見えるライトあたりから、左にまっすぐいったライトあたりまで。えー。。長い。。。「この説明すると、楽しみっていう方と、げーっていう方2つに分かれます」と。私は後者だ。でも歩く。町丁石ルートは空海が歩いた道、ありがたい道なのだ。ただ、今年2回土砂崩れがあったみたいで、通行止めって看板があるみたい。行くけど。早くて5〜6時間らしいので、多分私は8時間。熊対策がないので、とりあえず音楽を流しながら歩く事にした。あー、怖い、熊と猪。宿に戻りライトがついてて、かわいい離れ。18時夕飯。4種類から選べたけど、ハンバーグにした。前菜もオシャレ。やっぱり器って大事よね。オシャレ。ハンバーグ、ふわふわー。ご飯を2杯食べた。お腹ぱんぱん。壁に飾ってある言葉が深い。一期一会っぽいけど、ちょっと違う。最後の2行の意味がわからず、オーナーさんに聞いた。私が違う宿選んでたら、こうやってお会いする事はないって感じかなと言われた。温泉込みでご飯も入ってて、とても素敵な宿でした。さー部屋戻って明日の山の事調べないとーと思ったら、旦那さんがマジックショーを披露してくれた。とても楽しかった。旦那さん、ほんとお話し上手。19時半、買ってあったハイボールを飲みながら明日の山の勉強。上級者コースって書いてある。山登りはいつも瀕死の私に出来るのか。。行くしかないけど。21時就寝。