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カテゴリ:マイプライベートジャーニー
方位を少しでもかじったことのある方にとって、先日5月の27日は家にいるわけにはいかない日だったというのはもうお分かりのこととは思うけど、何も知らない方のためにちょっとだけ簡単に説明すると…。 今年は八白の年なのだ。それで5月にも八白が回ってきてる。そして27日は八白の日、ということで、八白が大中宮した日。個人の生まれ星によってその人だけの、「是非行きたい方角」というのがある。これを割り出す→そこに出かける。たったこれだけの話なんだけど、人間は死に向かって歩いているというのが自然なこと。だから自然のままに生きていると、自然と悪い方角へ行動するようにできているらしい。 死に向かうのが自然な人間なのに、人間の知恵で良い方角へ行こうとすると、何かしらの妨害が入るというのもまた事実らしい。 そういえば、私も以前から何度も方位取りには出かけているけど、この方位を意識したお出かけの前には決まってスンナリとは出かけられない状況になるということが多い。 ある時にはそれが愛犬の下痢であったり、家族の急病、また個人的にショックなことが起きて心穏やかな旅にはならなくなったりと…。 さて、今回はどんな妨害が?と心の準備をして待っていた。4月5月は私の大殺界でもあるし、何が起きても不思議はない。さぁ来い! でも何も起きなかったので、安心して出発の朝(昼か…犬の散歩をしてからでないと出かけられないので)鞄を持って意気揚々と駅までの道を歩いていると、なんだか靴に何かがついてしまっていて、ベッコンベッコンという変な音が…。 ガムでも踏んだか?いや、それにしてはちょっと音が大きいなぁ…と思って見てみると、なんと愛用の黒のブーティーの底が大きくはがれ、これはどう贔屓目にみても、旅行はおろか、駅までも辿り着くのはムリという感じ…。 そうか、そうきたか。でも慌てないよ私。わかってたよ、どうりで今回はスムーズすぎると思ってたんだよ。と思い冷静に時計を見ると、もはや自駅からのロマンスカーの時間に猶予はないところまで迫っていた。 事前にパソコンで東京駅からの特急に合わせて組んだ行程なので、これをはずせば、現地到着が大幅に狂う。 もうすぐで駅に着くところまで来てたのに、自宅マンションまで猛烈な勢いでベコベコいわせながらダッシュだ。 頭の中を色々なことが駆け巡った。 先日友達と食事をしている時に、その友達が「靴が壊れてサ、はだしで靴を持って靴屋さんを探したんだよ」と言ったとき、あごがはずれそうなまで笑ってしまった自分を強烈に悔いた。因果応報とはこういうことか。さらにはせっかくさっき、キューキュー言う犬に別れを告げて鍵を閉めてきたのに、またあのドアを開けるのか、その心重さとか、この靴がダメとなると、きょうの服装に合う靴はどれが候補だろう…。もう選んでる暇はない。汗だくになりながら靴箱をガン!と開けて適当な黒の靴を選んでかかとを踏んで再度駅に向けて猛烈に走り出した。 こんなところをご近所の方に見られたら何と思われるだろう?いやもうそんなことはどうでもいい。走った走った。まだ私にもこんなパワーが残されてたんだ…!というくらい…。 しかし、地獄はこれが最後だった。今回の行き先?私を待っていたのは、完璧に心癒される素朴な房総半島だった。 日本一早く初日の出が拝める場所。今回は吉方の中でも「東」を取ることに。東の突端「犬吠崎」だ! 大中宮はこのあと、6月の5日にもやってくるけど、皆がみんな「東」が良いというのではなく、個人個人によって違うので、間違えて真似しないようにね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.05.30 19:45:51
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