28日の日記
今日も卓球の試合だった。
みんな昨日の疲れがあるだろうに最後まで全力を尽くしがんばった。
昨日はリーグ戦全敗で、今日は6位リーグ2勝5敗であったが、
その2勝は負けても負けても最後まであきらめずがんばった勝利だった。
簡単に勝てなかったので、ものすごく大きい2勝となった。
ものすごく嬉しい2勝となった。
中でも、先輩なのになかなか勝てなかったカットマン2人が勝ったのが嬉しかった。
負けても負けてもただひたすらに粘りボールを追いかけた2人、
1年生に先に勝たれて、屈辱的な思いに耐えながら、
自信を失いながらも、これまで練習してきたことを
すべて試合にぶつけ、最後までけなげに戦った。
それを信じようと思い僕も勝利をするまで耐えた。
勝利をした瞬間涙が出そうになった。
感動した。スポーツの喜びを再認識した。
その夜、そのカットマン2人がきれいなカットを引いて試合に勝つ夢を見た。
目を覚ました後、現実にその夢が実現するように思えてならなかった。
明け方の6時に目が覚めた。
しばらくは布団の中にいたが、寝ていられなくなった。
後どんな練習をしたらもっとうまくなるのだろう。
自分ももっとがんばらなくてはならないと思った。
選手が指導者を超えた瞬間だと思った。
今度は自分ががんばる番だと思った。
さらに、チームとしては、最初から最後までみんなが応援をがんばった。
6位リーグであんなに応援できたのはうちのチームだけだろう。
自分たちを誇りに思って欲しい。
応援だけでも、価値のあることだった。
たとえ全敗していてもチームの得ること大きかった。
応援は変化していった。
最初はみんなで声を合わせるだけだった。
それがもっと動こうとか、もっとラケットを回そうとか
負けてもナイスファイトと叱咤激励に変わっていった。
それは僕が教えたことではない。
彼らが考え作り上げていったことだった。
自分で前にどんどんと進み始めだした。
これからが本当に楽しみだ。