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SEに普遍的に求められる能力がある。
それは表現力。 SEは常に己の技術力、知識、経験をもとにシステムの提案を行うために表現力を磨くことが必要なのだ。 IT業界でいわゆる成功者、あるいは出世をしている人間に対して学力調査を行ったレポートを読んだことがある。 学生時代の成績をもとにアンケートを収集してみると数学の成績にくらべ論文など国語の成績の方が高いことが判明した。 SEは理系職種として認識されがちだが、実際には数学などの計算能力よりも文章を読み、書きを行う表現力が成功、出世につながっていることを示唆している。 勿論、極論ではあるかもしれない。 しかし、仕事を行ってきて常々思うのは、ユーザーに対し納得のゆく提案、またはシステムに対する説明を行えるSEは少ない。 技術的な説明を技術者にしかわからない表現しかできないSEが多いといえる。 別の角度でみてみると表現力のあるSEはユーザーから信頼を得ているようにも見える。 SEには昔から35歳定年説というまことしやかな定説がある。 SEの仕事をこなせるのは35歳までという論理で、35歳を超えると新しい技術などを吸収しきれなくなり、20歳台の若者にくれべてパフォーマンスが落ちるとういうわけだ。 だが、実際には定説による定年年齢を迎えても、現役でがんばっているSEも存在する。 大概はユーザーと丁々発止、議論したり、説得したりすることがうまいSEだ。 勿論、技術力、知識、経験に裏打ちされていなければ、ユーザーを納得させる説得力を持たせる表現はできない。 今後、SEとしての道を進むのであれば、表現力の強化は必須であろう。 そのためには本をよく読み、人の話、提案の仕方、またユーザーの心を動かすスピーチの方法などを学ぶ必要がある。 そういった意味でブログを毎日書くことも表現力の訓練にはなる。 表現力を身につけることは、SEとしての舞台、いやそれ以上の舞台を目指すうえでも、必ずや問われてくる能力なのである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.21 11:13:58
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