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カテゴリ:読書
遂に上中下の3巻すべてを完読しました。
魍魎の匣。時代背景や設定は戦後。小説のレトリック的にはコナンドイルのシャーロックホームズに影響を受けている。 この小説では如何にも怪奇な物の怪が登場する雰囲気があるが、実際には物の怪は登場しない。 というより、魍魎とは一種の象徴なのだ。 人の心の闇に蠢くもの。物語の中で、主人公の1人である京極堂こと中禅寺秋彦は魍魎とは境界線であると説く。 人として超えてはならない境界線。それが魍魎の正体であるという。 詳しい内容は控えるが、この小説は単純な怪奇やミステリではない面白さがある。 お勧めの一冊です。(てゆーか3冊だけど) ↓ブログランキングに参加中↓ ↓アクセスアップに興味ある人↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.06.25 12:41:58
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