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カテゴリ:せがれ
夏休み最終週、実家にいた。
で、土曜にわたしたちの家に帰る道すがら、車の中でせがれに夏休みを振り返って話していた。 どうやった、今度の滞在は。いろんなところへ行ったけど、いい思い出いっぱいできたかな。 その問いへのせがれの返答。 「一番の思い出は、阪神百貨店の鉄道模型フェスティバル!」なるほど。順当やね。 「和歌山へも行けたし~」うんうん。 「いっぱいケンカも見れたし~」ん?それはいい思い出なのか? けんかをするのは、わたしの父と母。何事にも気の合わない夫婦で、いちいち口げんかになる。 どちらも一歩も引かず、自分が正しい!と思い込んでいるので、円満解決するということがない。 わたしは公平中立をモットーに仲裁するけれど、結局はどっちもどっちだな。。と思う。 そんな2人に一番効く薬はせがれの「ケンカはやめなさい!」という、怒りの言葉。 けんかはあかんやろ~あんたもいっぱい怒ってたやんか。とわたしが言うと、 「でも、まぁ、けんかはふたりおるからできるねん。それはええことやん」深い。。おとなや。。 一方、還暦をとうに過ぎた母は、ちとあやしい。話していて、大丈夫か!と思うことが多々ある。 でも結構笑える。なんでもてきとうに覚え、てきとうに話す人なので、話を聞き取るにはかなり 想像力を行使しないとわからないことが多い。 養鶏の話をしていたとき、母が「あー、知ってる知ってる、なんやったっけ。ブロッコリーやろ」 という。 それは、おかあさん、ブロイラー。。 朝ごはんの時、母が「あれ、あるで、前に一緒に買ったの。なんか、ハムみたいな名前の丸いの」 ??もしかして、ベーグル?丸いのでわかったけど、ハムって何。。ベーコンのことか!? まぁ、このように、1文字しか合っていない、いや、1文字も合っていないが、前後のかかわりから 読み取る、とんち問答は日常。 他にも突拍子もない発想もよくする。 一緒におやつを食べていたとき、まじまじとわたしの顔を見ている母。 「tacoちゃん、あんたもしかして。。」なに?「整形した?」なぬーーー?してへんわ! どこがどう変わったんよ。「いや。。そんな鼻やったっけと思って。ちょっと高くした?」 いえ。全然変わりまへん。こんな風に産んどいてからに。。 新しい電子レンジを使いこなせていない母。温度設定して温める方法を教えた。 「50度ではまだぬるいなぁ~」もう一度チンして「足してもあかんな~」ぼやいている。 「さっきぬるかったから、今度は20度に合わせたけど、熱くならへんけど」と。 え?50度であかんかったら、60度か70度とかにしなあかんで。と教えると 「いや、70度くらいにしたいねん。だから20度で合ってるやろ」なんでや!!温度下がってるやん。 「だって、さっき50度にしたから、あと20度足したらええねんやろ。」。。ちゃう~ 帰る間際、わたしの誕生日のお祝いをしてくれた母。昼におすしとケーキを買ってくれた。 「tacoちゃんも、3?歳になったなぁ」実際の歳+1歳多く言ったので、ちゃうわ!!と 反論しようと思うと、せがれがものすごく真剣な顔で、机をバシン!と叩きながら立ち上がった。 「ママはそんな歳とちゃうわ!!」え、ママの歳知ってるん~?と聞くと 「ママはハタチくらいやろ」ハハハ。そんなわけない。 「こんなに若々しくてきれいなママに3?歳って失礼な!!」1歳しか間違えてないけど。。 「パパは40歳のおっちゃんになったけど、ママは全然違うねん」く、苦しい~ 今、今が真実をいうチャンスよ~。 よーく考えてごらん。ママはパパと結婚して10年くらいたつねんでー。 パパよりは若いけど、ハタチはないって。こう言って見たが、せがれは自分の意見を曲げず。 ちょっとでもわたしが若い方がいいとの願望か、気を使っているのか。 旦那曰く「たぶん、あいつほんとの歳知ってるでーわざと知らんふりしてるって」 うーん。それが真実なら、ますますおとなや。。 横で母が、「数え年で合ってるやん。。」ハイハイ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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