この間深夜、ふとNHKの“プロフェッショナル”の再放送にチャンネルを合わせた。
途中からの視聴が残念なぐらい、実に興味深い、育てに関する内容で、
ぐいぐいと引き込まれ~思わずうなづきながら、メモをとってしまった。
せがれは、わたしにとって実にかわいいが、実に育てにくい子だ。
やたら陽気でおおらかで人への思いやりが深いかと思えば~
やたら頑なでこだわりが強くクヨクヨと思い悩む癖もあり~
たくさんの物事に興味がある反面、一貫性なく、集中力に欠ける。
やる!と言って、わたしをその気にさせては、次の瞬間はふら~~~っと上の空になったり
全然別のことに行ってしまう。
期待させといてそれはないやん!といつもわたしは持ち上げられた分、激しく落とされる。
せがれのいいところや才能があるように見えるところを伸ばしてやりたいと思うので
こんこんと道理を説明したり、必死に付き添ったり、厳しく言い聞かせてみたり、
あの手この手を尽くしてみたけれど、呆れるほどにせがれはマイペースを貫く。
結局は本人がやる気を出したときだけ、気が乗ったときだけしか動かない。
わたしが注目すればするほど、あえてはぐらかされるような態度になる。
では放って置けばいいのかというと、そうするとまた気を惹きたくなるらしい。
終わらない綱引きのような状態で、結果も答えも出せぬまま一日は終わる。。
その割に、こちらが工夫を凝らして言うことを聞かせようと知恵を働かせた
言いまわしやら、態度だけは知らぬ間に吸収して、後々論破しようと使ってきたり、
そっくり態度を真似してそっくり返されて、反省させられる。。
こうして8年かけてやってきたわたしの育児はいったい何だったんだ。。と
すべてにダメ出しされて、ひっくり返されたような気になるんだけど。。
いやいや、そんなことない。できるようになったことや、いいところを当り前に思って
何も感じなくなってしまっていることが問題なのよね、きっと。
赤ちゃんの頃のハイハイやたっちができて、うおぉーーーと感動したほどの変化は
成長すればするほどなくなっていくけど、日常に潜む小さな出来事に喜んだり、感謝したり
そういうことを、どんどん口に感情に出してみると、どんどんせがれはイキイキする。
反抗期っぽくかわいげのなくなったせがれに直面して、そんな風に方向転換して来たものの、
これでいいのか?もっとちゃんとしつけなければいけないのか?葛藤は続き。。
長い前ふりになったけれど、最初に書いた、NHKの番組を見て、やっぱりそうだったのか。。
と、納得した。
プロに学べ!脳活用法スペシャル・育ての極意
これをもっと早くに知っていれば、これほど悶々と毎日過ごさなくてもよかったにーと
思うけれど、日々のバトルの積み重ねを経てこそ、すっとーん!と腑に落ちてきたに違いない。
脳科学というのがどれくらいの信ぴょう性か分からないけれど^^;
何となく思ってきたことが、それで実証されたのだ!と思うことにしよう。
あえて、教えない
ひたすら待つ、ただし、観察しながら
芽を見つけたら、その時、本気でリアクション
自発性の回路を育め
“安全基地”になる
後悔のススメ
どれをとっても、簡単そうで、わたしにとっては容易ではないのだ~
が、社会に出る前に、必要最低限のルールを教えるのは親の役目だけれど、
本人で経験して、失敗して、納得して、でしか作り上げることはできないんだと思う。
でも、むやみやたらに肩肘はって親をするより、こういうことを知っておいて、
ゆとりを持って、いざ!という時に動ける心づもりをしておくほうが、気楽だ。
たぶん普通の親御さんはこういうことを普通に自然にできてるんだろうなぁ。
何度もブログに似たような心境を書いてきたような気がする。。
そして、すぐ忘れちゃうので、自分のためにもアップしとこう( ..)φ