毎年、半袖の季節になると始まる。
せがれの二の腕祭りが始まる。
なんということはない、ちょっとたぷっとしたわたしの二の腕が、
なぜそこまでせがれに好まれるのかはわからないけれど、
わたしの二の腕は日々せがれに触られ、くっつかれ、そこを見る目はあぶない。
暑苦しいので、早く卒業してくれ。。と思うけれど、今年もまだ現役だった。
そういえばわたしも子供のころ、
母親の二の腕を触るのが結構好きだった。
腕の内側のサラサラっとした感触、
ぷるんぷるんと柔らかい感触、
熱のこもらない脂肪のひんやり感。
一緒に歩く時にたまに触って、なんだこの不思議な感触はー思ったけれど、
母ほどわたしの二の腕はぷるんぷるんではないけれど。
せがれは実にこまめにわたしの二の腕を触って癒されている様子。
二の腕はニセおっぱい感触なんだろうな^^;
しかし、外では恥ずかしいので触ってくることもないし、くっついてくることもない。
が、この間、参観の後、ふいに背後から二の腕をもみっと握られたので、ぎょっ!と見ると、
せがれの友達だった。
あどけない笑顔で、「せがれくんのお母さん!」と絡んでくれるのはいいけど、
ちょちょっとなんだか複雑な気持ちだった。。
せがれも苦笑いしつつ見ていたけれど、ボクの二の腕。。とばかりに、
さりげなく反対側の腕に、そっとくっついて去って行った。
なんと罪な二の腕だこと。。