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ソウルから日本に戻ってきて2ヶ月。バタバタしているうちにあっという間に年末になり、あっという間に新年を迎えてしまいました。それなのに、うちの中は雑然としているし、実家のほうも遼や裕が散らかしてぐちゃぐちゃ。まったくお正月っぽくない、いつもの家の風景です。
まぁそれでも、日本に来てから子育て関係のいろんなところに連れて行ってくれたご近所のお友達を通じて、子育てサロンつながりのお友達と中華屋で忘年会をやったり、ソウルで知り合い、今は日本で生活している日韓家族とうちで忘年会をやったりして、ちょっとは年の瀬気分も味わうことができました。 しかし考えてみれば、2006のお正月は裕の出産で、その前の年はちょっとした用事で、その前は遼の出産で、ほとんど正月には日本にいた私。だからあんまり「帰ってきたなぁ。。。」と言う実感もなし。ダンナはそんな私とは逆に「来ちゃったなぁ。。。」と日本についた瞬間から実感わきまくってました。 それでも日本に6年ほど留学していた経験があるせいか、それほど違和感もなく日本生活に入っていったダンナ。小さいころから親の仕事の影響で、家の中に入れ替わり立ち代わり誰かが出入りしていた中で育っているためか、半分私の実家に入りびたりな生活もまったく苦にならないよう。 「お父さん早く帰ってこないかなぁ~」などと言って、おつまみをサッと作りながら実家で父の帰りを待っていたりしてます。 お正月も、大晦日にはチャプチェや韓国式おでんとにんにくの芽の炒め物を作り、格闘技の番組を見ながら父と酒盛り。 こうして実家で父や母を気遣いながら、すんなり仲良くなってくれて、本当にありがたいなぁと思います。私がソウルにいた時、これが一番難しかったので。 でもそんなダンナでも配偶者ビザがまだ下りていないため、仕事を探すこともできず、私がネットショップだ子育てサロンだと毎日バタバタしている中で、一日中うちにいるのはとてもしんどかったみたい。ソウルで依頼を受けていた翻訳の仕事があったからまだ良かったものの、「これからずーっとうちから出たくない」と引きこもりのようなこと言ってみたり、引越しの買い物や、これからのことを話しているときなどに「全部てぐりょーが決めれば・・・」などといった投げやり発言が飛んできたり、ストレスたまってるかなぁと思うようなこともありました。 そんな中で大きなけんかは2つ。 ひとつはキムチ事件。 新しく買った新品の冷蔵庫。 結婚して家財道具を今まで一度も自分で選べたことのなかった私。 新婚当時はほとんどすべてダンナのお姉さんのお古(離婚して必要なくなったものがたくさんあった。冷蔵庫と洗濯機は新品だったけれどシオモニが買ってくれたもので、突然送られてきた。) 新婚気分でうきうきしながら選んだ大事な冷蔵庫。 それが。。。 ソウルから持ってきたキムチが実家の冷蔵庫を占領していて他のものが何も入らないから早くどうにかしてくれと言われ、納品したばかりでまだ何も入っていない冷蔵庫に最初にキムチを入れることになってしまった。 冷蔵庫がキムチくさくなるのはいやだなぁと思いながらも仕方なくキムチを入れる。 そしてしばらくたって、買い物したものを冷蔵庫に入れようとドアを開けてみると。。。 冷蔵庫からキムチの汁がおもいっきりあふれてる!! その汁はいろんな隙間に入り込み、製氷室にまでまわり、いくら拭いてもとれない!! シオモニがタッパーにキムチをいっぱい詰め込んでパッケージしたせいで、ちょっと発酵が進んでいたキムチが冷蔵庫内であふれだしたみたい。 私は半泣きで「あー、こんなとこにまでキムチの汁が!!」「あーもうやだ!!こっちも赤くなってるよ!!」と必死にお掃除。そんな様子を見たダンナが一言「キムチがかわいそうだ!!!」。 その後ものすごく険悪になった私たち。 あとでダンナが私に「昔バイトしてた焼肉屋のアジュンマは、キムチを冷蔵庫に入れる入れないでけんかになって、ダンナさんと離婚したんだ。俺たちはこんなことで離婚したくないから、もうやめよう。」と。 ほんと。すっごい些細なことなんだけど、でもこれって永遠に分かり合えないと言うか、私たちの間ではかなり深いケンカとなった。 もうひとつはつい最近のこと。 これもまぁ些細なことなんだけどね。 私たち、自分のコンピューターでネットができるようになったのは12月26日。 申し込みをしたのは11月12日。 つまり1ヶ月以上も待たされた。 日本ではまずブロバイダー契約をして、取り付け工事は別業者がやる。そのためいろいろな窓口も分かれてるし、仕事も遅い。 これがダンナには理解できない。そして、2台同時に使えるようにするとか、ソウルから持ってきたLANカードを使えるようにするとか、ケーブルが足りないからただでもらえるように交渉するとか、そういったネットにまつわるもろもろのことを、私に処理するように言ってくる。で、いろいろ交渉してみるのだが、ダンナの思うとおりにことが運ばないためイライラし、「日本のこーゆーとこが嫌いなんだ!!」と私にそのイライラをぶちまける。私にしてみれば、日本と韓国ではシステムがいろいろ違うんだからしょーがないじゃん!いちいち動かされ、その上韓国を基準にして文句を言われる私はたまらんよ!!と言う感じ。でもこれって、ソウルで私がやってきたこととまったく同じ。そのイライラする気持ちもわかる。だからなるべくダンナの希望に沿うようにいろいろやってあげたいんだけど、けっこう疲れるのだ。 まぁ他にも実家との兼ね合いとか、公園で遼が日本人の子どもにたたかれたら絶対殴り返す!と息巻いてるダンナとのこれからの子育てとかいろいろ頭が痛いことは多いけれど、なんとかやっていこうと思います。 日本に戻ってきて良かったなと思うこともたくさんあるし。 なんといっても日本に戻ってきて、自分の判断で自分から動ける!というのが今本当にうれしいです。ソウルではシデクとの関係が密だったためか、自分が決めて自分で何かを始めるということがとっても難しかったので。 …とそんな毎日ですが、私たち、6日から約一ヶ月ソウルに行きます。 1月21日6時からチャムシルの交通会館で裕のトルジャンチをします。 そのために行くのですが、遼や裕を愛してくれているシデクの人たちに2人の成長を見せるために行くことを決めました。 ソウルに行ったら、あれを食べよう!あそこに行こう!と楽しみな反面、1ヶ月の同居生活がまたちょっと心配でもあります。ちゃんと適応できるかなと。 でも、がんばって楽しんでこようと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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