カテゴリ:中国事情
前々から言われていたことではありますが
中国語は、本当に「音」を大切にします。 有名な例をあげると。 例えば中国の家庭ではよく「福」という字を さかさまにしてドアに貼り付けます。 これは、倒す(逆さにする)という意味の「dao」と 来たという意味の「dao」が同じ音なので 福が来た、もしくは福よ来い!というような意味で こうするとの事です。 また、引っ越しの時などの贈り物に 「時計」をあげてはいけないとの事。 これは、時計を意味する「鐘zhong」と終わりを意味する の「終zhong」が同じ音で、時計を送る「送鐘song zhong」と なくなった方をあの世へおくる「送終song zhong」が 全く同じ音になってしまうからなのです。 最近、中国の方がこのように音を大切にするというのが 身にしみてよくわかる出来事がおこりました。 それは私の名前を新しくお友達になった方に教えた時のこと。 私の苗字は本来「ku」と発音するのですが、中国では珍しいため よく「jue」と間違えられます。 その方も始めに「jue」と間違えて発音したので、私の苗字は 「ku」というのだと訂正すると、「いや、jue」の方がいいのだ といいます。理由を聞くと、 「kuの音はは、泣くを意味するkuや、苦しいことを 意味するkuと音が同じだから、聞こえが良くない」というのです。 なるほど、言われて見れがその通り。 私はそのとき初めて、自分の苗字がこのような意味を表す音と 同じであることを知りました。 本当に、面白いですよね。 これからもこんなことに注意してみると、面白い発見がいっぱい あるような気がします。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2005/06/02 04:14:10 PM
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