テーマ:大人の宿題(361)
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その昔、とある方の秘書をしていた頃の話。
その人は、とある業界の第一人者で、ある日、とある番組から出演依頼を受けた。 その頃、とある広報活動もなさっていたので、 その宣伝ができるなら、という条件付きで、ボスは収録に出掛けた。 と思ったら、まだ番組が終わらないかの時間に戻ってきた。 あれ、早いですね、と迎えると、 「出ないで帰って来た」とご立腹。 へ、生放送なのに、思いっきり穴開いてないですか、と驚くわたし。 出番を待つ間、スタジオの外で前のコーナーを聴いていたら、 とても自分が出るような趣旨の番組ではなかった、ということだった。 正直びっくりした。 ボスはプロだ。プロはそれでも出るものなんじゃないかと思った。 それで信用を失ったりすることはないんだろうかと心配にもなった。 実際、傲慢だという記事も出た。 だけどそんなことは承知の上での行動だったのだろう。 その選択が絶対に正しかったと思うわけではないけれど、 今でもボスの活躍を目にする度、 自分という信念を持つことを教えて貰った日に、わたしは心から感謝するのだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.10.24 00:33:05
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