taichi-puuの癒しの小箱

旦那様は現在、仕事で悩んでいるようだ。

彼は、私よりもずっと人付き合いが苦手で（男性には多いのでしょうか？）
もちろん悩み事を飲みながら職場の同僚に相談するなんて芸当も出来ない。

でもいくら精神力が強いと言っても、どこかでストレスを解放してやらないとだめになっちゃう。
じゃあどこでストレス解放するかというと、自宅であ～る。。
私は、毎晩（ではないけど）飲み屋のママ宜しく、遅い夕食を食べながら悩み事を聞いたりして、一緒に解決策や、答え探しをしている。

何をそんなに悩んでいるか・・・

彼は営業職で世間一般的な営業としては優秀な方に属する・・・と思う。
しかし、現在の会社の物差しから行くとちょっと難あり、らしい。

何が難ありかというと、”人間性”のところ。
彼の会社では徹底的に人間性のところが要求される。
営業だからなおさらだ、という。

言葉にしにくいのだが、簡単に言えば、”相手に喜んでもらう”とか”感動してもらいたい”とかいう部類のこと、かな？
私も体でわかっていても言葉で説明できない。
一言でいうと”思想価値観”というくくりのもの、らしい。
人間が本来持って生まれたはずの心の部分を鍛えられているってことかな？

営業社会では、（特に一昔前の）売ってなんぼ、儲けてなんぼ、利益が上がってなんぼ、人を押しのけて、蹴散らしてうりまくれ～！
みたいなところがあって、彼はそのまっただ中で過酷に仕事をしてきて
すっかり大事な心の部分が欠落していった。
いえ、正確に言うと忘れないと仕事が出来なかったので心の奥底に閉じこめてしまって忘れてしまった。と言った方がいいのか。

そういうところを管理職も経験している４０も超えた今頃になって変えようとしているから悩んでいるわけ。
彼曰く、自分が生きてきた４０数年に自分を形成し、信じてきたすべてモノや考え方が間違っていたと気づかされ、変革することは死にも似た痛みや辛さが伴う、そうだ。

私も想像は出来る。
なぜかというと、変革しなきゃだめだと気づいている部分があるのに習慣や価値観を変えることが出来ず甘んじている自分がいることも知っているから。

ふ～しんどい話をしてしまった。
まだまだ旦那様の悩みがつきることはなさそう。
でも、少しでも気持ちが楽になるなら、相談所を続けてあげようと思う。