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トロが4月にきてからすっかり2ヶ月乗馬のレッスンを受けていなかった私。
昨日久々にレッスンをしてもらいました。 自分でもトロに乗っている時は短時間で質の高い運動を目指していたつもりでも、やっぱりきちんと指導員に教わるとやはり全然違うものだった。 トロが来てから、パムが「これからは私が教えるわ」と言ってくれた。 パムは馬場馬術の選手でけっこうすごい人なのです。やっぱり自分の馬をもつと、先生もよくなるのか・・・といった感じ。 イギリスのライディングスクールというのは、日本でいう「クラブの馬」という馬がいなくて(いるところも勿論あるけれど)、誰か他の馬主が厩舎にあずけているのを借りて乗る、ということになる。 従って借り物の馬なので無茶できない。 つまりやっぱり自分の馬がいれば、それなりにもっと高度な練習ができるようになるのだ。 残念ながら今週はパムがホリデーということでいつものようにベッキーと一緒に馬場へ向かう。トロもWorking liveryなので私が乗らない時には他の人が乗る。だからベッキーはトロがどんな感じがは誰かのレッスンで何回かみたはずだ。 ちなみに自分専用の馬にするにはFull Liveryにする必要があり、ワーキングリバリーより2倍くらい預けるお金が高い。 ちなみに日本で自分の馬を乗馬クラブに預けたりすると、月に10万円以上の預託料や5万円くらいの運動料、獣医、装丁代金別、その上に入会金がこれまた何十万、月会費が何万円、指導料などが2~3千円くらいとられて、きっと月に50万から100万くらいかかってしまうだろう。めちゃくちゃ高い。何を考えているんだ。クラブによって料金はかなり変わるけれど、それでも高い。 比べると、今トロップウェンがすんでいる所は月にワーキングリバリーで4万円全込みである。それでもイギリスにしては少し高いくらいだ。 さてレッスンの話に戻って。 ベッキーはトロが右手前の時に体がストレイトに、またはインサイドベンドにならないことをよくわかっていた。さすがプロである。 そういうアンバランスな動き方をするこにはレッグイールディング、横足をするのがよい。 これでもかというほど手綱のテンションを高め、トロがクビを下げる。 クビをあげて走るのが普通の競走馬のトロにとって首をさげて動くというのはきついことである。だから自然とスピードも落ちる。これをもっと推進させる。しばらくはトロにとってはハードワークだろうけれど、これが馬術馬としての第一歩。 しばらくやってジャンピングへ。 イギリスでは障害を1m以上飛ぶということは滅多にしない。 障害は高さを競って基本もできないうちにどんどんバーをあげていってはいけないのだ。30cmのクロスバーでも完璧な乗り手のポスチャー、馬のバランス、テイクオフ、ランディングがパーフェクトな形で出来ない限り、1mが飛べたとしてもそれは実力ではない。 馬をいたわって、というもの勿論ある。高い障害物を飛び越すことは馬にとってもハードなこと、無理に高い障害を飛ぶ必要はないのである。 トロは素晴らしい馬である。自分がいつ飛ぶのかわかっているし、力強い。かといってバカなことをしたりしない。ペースも常にステディである。 ベッキーはとても喜んでいた。ベッキーがこんなに興奮しているのを見たのは初めてだった。 いつもながら、内容の濃いレッスンであった。 馬装を解き、無口をかけて、トロを外につれだし、草を食べさせた。 本当に馬って草が好きである。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2003年06月11日 19時39分05秒
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