カテゴリ:タックルインプレッション(ライン編)
今回はラインのインプレを書いていきたいと思います。
* 当記事はあくまでも筆者の個人的な見解に基づくものです(つまり!独断と偏見です!) 今回紹介するのは『DUEL HARDCORE X4』 最近売り出し中のハードコアシリーズから出た4つ編みPEラインです。 コーティングラインで、Amazonなどお店によっては常に低価格で販売されており、とてもリーズナブルなPEラインです。 X4のほかに8つ編みのX8のシリーズもあります。 150mと200mと300mで単色とマーキングの各規格があります(各規格により指定号数が異なるので注意)。 ハードコアX4の号数の規格(参考地)は一貫して以下のよう 0.6号:Max12Lbs(5.4kg),Ave3.6kg 0.8号:Max14Lbs(6.4kg),Ave4.0kg 1.0号:Max18Lbs(8.0kg),Ave6.0kg 1.2号:Max20Lbs(9.0kg),Ave6.6kg 1.5号:Max25Lbs(10.0kg),Ave7.5kg 2.0号:Max30Lbs(13.0kg),Av11.0kg 2.5号:Max35Lbs(16.0kg),Ave13.0kg 3.0号:Max40Lbs(19.0kg),Ave15.5kg 4.0号:Max50Lbs(24.0kg),Ave21.0kg 数値だけで見れば4つ編みも、技術の進歩によって安定した強度をリーズナブルにすることができるようになったといえるのか 僕はかなり的確な正しい数値だと思います。 といっても、数値だけでは普通の4つ編みかなと思って欲しいです。 それは、数値上ではAveとMaxの差がかなり大きく、Aveでは普通のPEラインと遜色ないからです。 太さに関しても、業界が設定している標準直径と号数はほぼ同等と思っていいと思います。 DAIWAもShimanoも綺麗にリールに巻くことができます。 基礎データ(MAX:☆5つ 使用した感覚によるもの,今回は4つ編みPEとの比較) 滑らかさ:☆☆☆☆ 4つ編みだけど非常に滑らか、コーティングが落ちてもざらざら感は強くなりにくい。 ちょっとコーティングが厚過ぎるのはマイナス点(リールのラインローラーやロッドのガイドにたっぷりと移ります)。 コシ:☆☆☆☆+ リールに馴染む(コーティングが落ち着く)まで 個性的なやんちゃなコシがある。 ただ、馴染めばトラブルレスの操作しやすいコシに整ってきます。 コーティング:☆☆ コーティングが落ちること落ちること。 初めて使うときはリールのラインローラーやロッドのガイド周りはコーティングまみれになるというイメージでいたほうがいいです。 ドバドバッとコーティングが剥がれ落ちている時期はまだリールになじまない時期と思えれば、良いサインなのかもしれません。 ただ、不思議なことに、コーティングが落ちても解(ほつ)れたりしないのが他の廉価PEとは決定的な違いとしてあります(詳細は以下)。 トラブルレス:☆☆☆☆ 僕自身、初めて出会った時はすごくトラブルが多かったんですが、今はまったくありません(下記余談にて詳細記す)。 ただし、リールになじむまで(コーティングが落ち着くまでを目安)は少し気をつけて欲しいです。 クシャッとなってもコシがあるためほどき易いです。 そして、クシャっとなったのを解いてもそこから高切れ!とは簡単にいかないのもgood(強度については下記)。 直線強力:☆☆☆☆☆+ 強いです!本当に強い。 4つ編みPEでは、おそらく過去最強。 僕は最近ショアジギングを始めたのですが、0.8号で30gのメタルジグをタラシをとった投げでフルキャストでもぜんぜん切れません(もちろんロッドの硬さにもよります;シーバスロッドMクラスでの話)。 つまり、シーバスタックルで使用することを考えると、0.8号あればどんなプラグでも余裕で投げられます(ただし、力だけで目いっぱい投げるキャストは避けていただきたい)。 結束強力:☆☆☆☆ こちらもPEラインなのになかなかよいです。 4号フロロリーダーをノーネームノットで結び根掛りしても、30%くらいの確立でルアー側の結束部で切れてリーダーを残して回収できるイメージがあります。 4号は16ポンドだから、0.8号のX4はMAX12ポンドと公式発表されているのを考えると強いですね。 投げ釣りなどで使われる場合、直接結ぶことも十分アリ。 耐衝撃:☆☆☆☆☆ これまた強い。 本当に強いなぁって感心したくなるくらい強い。 ガツンと強烈にあわせをくれてやっても フックやリングが伸びることは何度もあったけれど、切れる気は未だかつてない。 耐根ズレ:☆☆☆☆☆ 強い強いしか言ってませんが、根ズレにもかなり強い!! 根ズレ、毛羽立ちが少々おきても切れない強さがあります。 (ただし、気づいたら毛羽立ち部分はすぐに除去してくださいね) 飛距離:☆☆☆☆ 4本編みだが、8本編みにも負けない飛距離(ちょっと大げさ)をコイツは持っています!! コーティングPEだが、コーティングが落ちても飛距離を維持し続けるラインはX4くらいかもしれません。 余談 実は、このライン 現在にいたっては、僕の中で、かなり価値の高いラインとなっていますが 初めてであったときは本当にだめなラインだと感じていた経過があります。 どういうことかと言うと このラインに初めて出会って 釣りをしたとき、わずか10投足らずで200mから100mにまで減らすバッククラッシュの嵐を巻き起こしてくれました。 こときは、本当に使用価値のないラインだと僕の中でなりました。 しかし、後ほど この原因はラインのせいではなく、自分の技術力のなさが原因だったことが後で分かり このラインの完成度の高さに今はうっとりしています。 その原因とはワッシャーの調節不備それだけだったのです。 それまでワッシャーの役目は、スプールに上下綺麗に巻けて、逆テーパー気味ということだけを考えていました。 しかし、これがいけなかった。 逆テーパーでも、リールと相性が悪ければバッククラッシュが起きる・・・ ということを僕は知らなかったんです。 つまり、リールとラインとそれぞれにあわせたワッシャー調節とが合わさったときにはじめてトラブルレスが完成する。 そういうことをこのラインは教えてくれたのです。 なんだか思い出話になってきたので・・・ 話をまとめると、 オススメできるラインだと言いたいです。 ネットの評価では良かったり悪かったりとしていますが、 デメリットをあげるとしたら、リールになじむまではちょっとライントラブルが怖いです。 (コーティングがはがれているうちはなじんでいないと思って欲しいです) でもそれくらいで イマイチしっくり来なかった方でもリールとワッシャー調節の相性まで考えれれば相当良いラインですし 単純にこれだけ強いPEラインが1500円程度でも購入できてしえるという事実 (僕は遠回りした結果として言えるようになりましたが)ライントラブルが少ないといえますし これはもうオススメできるのは間違いないでしょう。 リーズナブルな4つ編みラインでオススメできるのは他にラパラのラピノヴァXがありますが、僕の中ではハードコアX4の勝ちです。 ショアからの30gまでのライトジギングならば0.8号まで落とせるし シーバスなら0.6号まで落としてもぜんぜん余裕 サーフからでも1号で十分でしょう それくらいイケマス!! DUELはルアーもそうですが、ハードコアシリーズは非常に強いですね。 ハードコアX4もそういうシリーズの一つだと言えると思います。 デュエル(DUEL) HARDCORE X4(ハードコア エックスフォー) 150m 150m巻きは0.6~1.5号。シーバス・エギングに。 デュエル(DUEL) HARDCORE X4(ハードコア エックスフォー) 200m 200m巻きは単色(0.6~1.5号)・マーキング(0.6~1.5号)。 シーバス・エギングはもちろんライトショアジギングに。 他、マーキングシステムを活かして投げ釣りや船釣りに。 デュエル(DUEL) HARDCORE X4(ハードコア エックスフォー) 300m 300m巻きはマーキングシステム搭載(2号~4号)。 磯ヒラ・ショアジギング・オフショアジギング・オフショアキャスティング・バーチカルジギングに。 他、投げ釣りや遠投カゴ釣りや船釣りなどにも。 おまけ・・・ ハードコアフィネスとか出たりすることを期待してたり・・・ この願いが届けばいいなと願い、しれっと記しておきます・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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