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2007年11月30日
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カテゴリ:オーストラリア

次期オーストラリア内閣が決まったようです。

新総理(Prime Minister)は、”Kevin Rudd”労働党党首であります。

所謂、環境(Environment, Heritage and The Arts)大臣は、

”Peter Garrett”元ロッカー(Midnight Oil)であり、

オーストラリアの先住民である”アボリジニー”の土地を守る為に歌った

”Beds are Burning”1987年 が有名であります。

そして、新たな省である”Climate Change and Water”を設立し、

中国系マレーシア出身の女性”Senator Penny Wong”が選ばれました。

この省は、これからさらに活発化するであろう二酸化炭素排出権や取引と、

水資源に特化した省であります。

そして、京都議定書やポスト京都の交渉の責任を彼女は与えられております。

この人選は明らかに、排出権取引の優位を狙った物だと思われます。

そして、多文化国家の優位性を生かした、

新たな国家戦略のあり方が見えてきたような気がします。



環境問題は、地球規模の問題であり、

オーストラリアの水不足は、自国だけでは解決できないものである。

次期首相であるケビンは、環境問題はもちろんの事、

移民や先住民に対して積極的に対応していくようである。

先日、彼はアボリジニーに対する政府の過去の過ちを認め、謝罪を行いました。

これは、オーストラリアが新しく動き出した事を象徴するイベントである。

多文化国家であるオーストラリアが、

これからどのように外交を行っていくのか興味深い所である。









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最終更新日  2007年12月01日 00時11分40秒
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