テーマ:空手道(581)
カテゴリ:空手
とうとう、試合の日。
朝、小熊にいわれて外を見てびっくり。 雪でベランダの手すりも他の家の屋根も道路も真っ白なんです…。 で、雪でバスが遅れるだろうという予測のもと、車で行こうと駐車場に行ったら…。 そこには、3cmほど雪が積もって雪だるま状態になった我が愛車がたたずんでおりました。 私たちは(というかほとんど小熊が)車に積もった雪を落として、駅まで車で行きました。 小熊を置いて先に私が会場まで行き、エントリーしパンフレットで対戦相手を見た途端、試合をするのが余計に怖くなって…。 何しろ相手は某支部長夫人始め強い女性のたくさんいる支部、しかも高校生だし…。 で、結論から言うと、私はまたもや1回戦で負けてしまいました。 相手の圧力に圧倒されて、しんどくなって、結局何にもできなくなっちゃったんですね。 でも、負けたのも当然なんです。 これを本当は私のために稽古を付けてくださった先生や先輩方に言うのは気が引けるんですが、試合を申し込んだ時から今まで、本当はイヤイヤモードでした。 稽古をしている時も、今考えたら「稽古が早く終わってくれたらなぁ」と思っていたと思うんです。 そして試合中も、あまりのしんどさに「早く試合が終わってくれ」と願うばかりでしたし…。 試合の時も、うちの支部ももちろん、総本部で一緒に稽古をしている仲間や某支部の皆様も私のことをすごく気にかけてくださっただけに、何もできず負けちゃったのが申し訳ないと思いつつ、試合が終わった後も、「強い人のたくさん入る支部だから」とか、「年だから」とか「体調がイマイチだから」と次々勝てない言い訳が出てくる自分もいたりして。 あぁ、情けない。 私よりはるかに稽古に恵まれない支部でも強い人はいますし、年を言えば、40代の女性でも決勝に出られますし、体調を言えば今回も順調に優勝した総本部のM先輩も決して体調はよくなかったのですから…。 でも、だからといって試合に出たのが間違いだったのかというと、そうは思っていないんですよね。 負けたというより頑張れなかったのはとっても悔しいのですが、今まで以上に多く仲間の愛を感じましたし、私の大好きな人の数も増えましたしねぇ。 そんなことを考えて表彰式まで見ると、そして最後にうちの支部長先生に挨拶しているうちに、出ないはずだった夏の試合に出たいと思ったんですね。 残念ながら春には色々な仕事と家庭の事情であまり稽古はできませんが、数少ない稽古の中でも、確実に強く、そしてなおかつハートの弱さを克服し、武道としても「試合に勝つ」だけでない空手の強さを身に付けて、夏には納得のいく試合をするぞ、と、試合の後餃子の王将で熱燗を飲みながら心に決めた太陽仮面なのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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