テーマ:空手道(581)
カテゴリ:空手
毎年恒例、道場のジュニア大会のお手伝いとその後の打ち上げに小熊と参加していた太陽仮面です。
今回も試合の記録係として目の前でずっと試合を見ていましたが、どの子もレベルが高いですねぇ。 そして少年部らしく私と違って身のこなしがみんな軽い。 胴廻し回転蹴りもどきを果敢に出す子までいました。 まぁ私が子供たちを真似することは難しいですが、「学ぶところはないかなぁ」と一所懸命一つ一つの試合を見てしまいましたねぇ。 白帯黄帯の時は試合=前座、打ち上げ=本番だったのに、自分でもそんな自分が不思議です。 どんな人から盗んででも、上手になりたい、強くなりたい、と思っているからなのかな~なんて自分で考えたりしていますが。 でも残念なことが今年もあったんですね。 子供たちと同じようにいや子供たち以上に熱い姿勢で臨んでいた少年部の親の皆様ですが、ごく一部に空手もしていないのに 「パンチもっと出せ、蹴りまで出せ~」 なんて、知ったような顔をして子供たちに怒鳴る親にキレていたのも事実です。 空手やったことないならないで、道場に子供をやっているのだから、知らない親は「頑張れ~○○ちゃん」の連呼だけでも十分に子供に思いは届くだろうに。 まぁアドバイスだけならまだしも、勝利にこだわるあまりに高い蹴りではなくローキック主体の試合だったり、肩パンチだけで相手を倒すなんていう「マスターズでもそんな試合せえへんわ」というような技のない試合だったりが目立ち、明らかに親がそんな試合するように言ってるんやろ、というのが丸分かりだったのが何とも私にとってはやるせない。 何故少年部(女子もですが)がノックダウン制でなくポイント制の試合形式にしているか。 これは私の解釈ですが…。 子供たちは力がない代わりに体が柔らかくて運動能力も高く、速い動きが可能である。 大人ができないことを子供のうちに大いにやって技術を高めてもらうために、ポイント制にしているのではないか。 いやもう中年でしかも体の硬い太陽仮面でさえ、ただ組手や試合でハイキックを出そうと頑張っているんです。 それは、空手の楽しさが「ただ試合に勝つ」だけではないと思っているから。 ましてや子供のうちから、ただ勝つために技術を身に付けるのを放棄したら、空手の楽しさなんて味わえないしそんなのもはや「武道」ではなくなる、と親たちに延々と説教したい気分でした。 (ちなみにある先生の終わりの挨拶で、上に挙げたような内容の「それ暗に親に言っているやろ」というような発言があり、私は密かに心の中で先生に拍手を送っていました) もっとも、上のように思ってしまうのは、私に自分の子供がいないからだけかも知れなくて、もし空手以外のことで何か頑張っている実子には親だったら今回の少年部の一部の親と同じようになってしまうのかも知れませんが。 まぁ、少年部の試合のことはこのくらいにして、打ち上げはおいしい料理とおいしいお酒と楽しい話でとっても盛り上がりました。 今年初めて試合のお手伝いをしてくださった総本部や他の支部の皆様ともお話できて、また人の輪も広がったことも嬉しくて…。 来年は本当に子供たちのことを思う親御さんが増えることを祈って、そして大好きなうちの道場がますます栄えることを祈って、稽古もお手伝いも頑張ってゆきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年03月20日 01時38分24秒
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