テーマ:骨髄バンクのドナー体験(33)
カテゴリ:骨髄バンクドナー
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~*~*~*~*~*~*~*~*~*~*~ 6時前に起きて、トイレに行った後暇なのでずっとケータイテトリスをしていました。 まだ、右側のお尻の痛みとものを飲み込む時ののどの痛み(液体を飲むと治まります)は残りますが、その他は元気いっぱいです。 朝、ちょうどA先生にばったりと会い、私の様子を見て 「もうスタスタ歩けてますね~強いね~」 と一言。 うーん、強いのかなあ、私…。 で、食事の前もう一度看護師さんに採取部位の絆創膏の交換をしてもらった後、食事&テレビの時間。 B先生が診察にこられる直前にコーディネーターさんが来られて、簡単なアンケート。 その後B先生が採取場所の様子を確認され、絆創膏も張り替えた後、暗黙のうちにすぐ退院してもいいよとばかり、 「今回はどうもありがとうございました。提供を受けた人もきっと喜ばれていると思います」 と挨拶をされ出てゆきました。 いや、散々お世話になったのは私なんですけど…。 B先生が出てゆかれた後、大急ぎで服を着替えて荷物をまとめ、コーディネーターさんの待っているところに行きました。 ナースの詰所で簡単な挨拶を済ませた後、コーディネーターさんと一緒に入退院の窓口に行ったのですが、ドナーは費用の支払いはないので、簡単な退院の手続きを済ませた後コーディネーターさんとも別れ病院を出たのでした。 太陽仮面は刑務所や留置所に入った経験はありませんが、何となく、「娑婆に出るってこんな気持ちなのかな」と、病院を出たとき感じました。 ただあいにくこの日は小熊は接待ゴルフでいないので、私は1人で帰らないといけません。 というか、別に誰か付き添いがいるほどしんどくもなく、荷物もそんなにないので全然構わないのですが。 病院を出てすぐ父にもメールで無事を連絡。 父からは、安心したと返事が来ました。 帰りはひたすら「こんなん日帰り手術でもええのに」と思いつつ私は空手とお酒のこと(と、わずかに小熊と仕事)のことばかり考えながら、自宅に帰るバスや電車の中で、心地よく晴れた外の景色を見ながら、1人家路にたどりつきました。 この外の空気、私の知らない「あの人」にも、一日も早く味わえるよう祈るばかりです。 1時前に家に帰ってからは、買ってきた焼き鳥、即席ワンタン、ご飯の簡単な食事&抗生物質の服用。 この時は、腰が痛む…というか、伸縮性のない絆創膏に皮膚が引っ張られるのが一番痛かったりします。 小熊が家に帰ってからは「もう車運転もせえへんし」とばかりに、禁酒前と同じようにお酒を飲みましたねぇ。 で、この日一番辛かったのは、腰の痛みでも採取部位から血がにじむことでもなく、肛門とお尻の割れ目がかゆくなったこと。 きっと前の日少しお腹が緩かった(下痢、というレベルでもない)ので、キレイにお尻が拭けなかったのかも知れない…。 とはいえ、私の骨髄を入れているであろう患者さんは、これからまた新たに「GVHD」というもっと恐ろしい敵と戦うことになるんです。 私の「困った」なんて、それに比べりゃまだかわいいものと思いつつ、シャワー浴びたあとでかゆいところに薬を塗りました(ちなみに採取場所の絆創膏はそのまま)。 この日は退院前とほぼ変わらない一日を過ごし、無事に過ぎてゆきました…。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月10日 01時53分36秒
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