太陽仮面の日々

小熊が仕事で一人愛車を走らせて、試合会場に乗り込んだ太陽仮面です。

さて、太陽仮面、今日ほど試合に対して恐怖を感じたことはありません。
茶帯になったのに、下の帯に負け続けるのはかっこ悪すぎると感じたから。

実は結果がどうであれ、初心者に試合をしてもらいやすくするため、今年で今回の大会出場は「引退」をすると決めていました。

だからこそ、華々しい最後を飾るため結果を残したいと思うあまり、ここ数日恐怖におびえていて…。

まぁ、結論から言えば、トロフィーをいただいたのですが…。

内容は全く納得いきませんでした。

何しろ、私の不戦勝が2回もあったわけですから…。

今、ハンマー投げで繰り上げで銅メダルをもらった室伏広治の気持ちを痛いほど感じています。
(まあ、今回は不戦敗となった相手が不祥事じゃなくやむを得ない事情が原因であったこと、室伏選手は私なんかと違って元々実力のある人ですから単純に比べられませんが)

確かに、私が実行している「願いを赤ペンで書くことで願いを叶えるノート」には、「今回の試合でトロフィーをもらう」と書きました。
「優勝する」とも書いてしまいました。

でも、でも、「どんな手段を使ってでも」とは、書いていないんだよう…。
(確かに「強い相手を倒した上で」とも書いてませんでしたが)

とはいえ、ノートに書いた夢が叶ってしまったことで、実は私が欲しかったのはトロフィーではなく、「自分の力で強い相手を倒した上で栄冠を手にし、笑顔でいながら心の中で『やったー』と叫ぶ」ことだったんだと気づきましたんで、今回入賞したことは無駄ではなかったと信じたい。

さらに今回のことで、「それでも入賞喜んでください」とメールをある道場生からいただいたこと、さらに再延長戦まで頑張ったある試合の内容を、道場生みんなが喜んでくれたこと、後で支部長先生から誉めていただいたのは嬉しかったですね。

とはいえまだまだ彼らの思いを100％受け取れたわけではなく、帰りの車の中でも頭痛に悩まされ、家に帰っても自分の中で辛かったので今は大いに酒を飲んで心の痛みを紛らせています。

というわけで、予定通り今回の試合を「引退」して、これからは自分の真の実力アップのため、うちの流派で開催しているいろんな試合に出て、そこでどんどん勝てるように明日からさらなる鍛練を積んでゆきます。