カテゴリ:思うことあって…
映画「おくりびと」のアカデミー賞外国語映画部門受賞の話をきいて…。
むかーし「うちの子にかぎって」というドラマで、ある女の子の実家が葬儀店であることが同じクラスの男の子にばれ、からかわれているのを見た田村正和扮する担任が親たちのやっている仕事の重要性を説く、というシーンがあったのをおもいだしました。 この映画はまだ観ていないので感想は書けませんがそのうち観るつもりです。 それにしても、納棺師にしろ葬儀屋さんにしろ斎場職員にしろ、人の別れをきれいに送ってあげる仕事はとりわけ尊いだろうに、なぜか気持ち悪がられるのが太陽仮面、小さい頃から不思議でなりませんでした。 母の実家がお寺ということも無関係ではないと思いますが、祖母とお別れした時にも感じたように、お葬式というのは、死んだ本人というよりは残された人のためにやるものだという思いがずっとありました。 確かに誰も死にたくないし死ぬのってどんなんだろうと考えると怖い。 昔に比べれば「事故や事件でもない限り」滅多に見ることはないと言え、人の死体を見るのは決してきれいなことばかりでもありませんしね。 でも、生あるものは必ず死ぬ以上、今まで愛していた人に汚らわしい、不吉だと嫌われるのは、それ以上に悲しいな。 とにかく、この映画で注目された仕事がきっかけで、「人の死」にまつわることが、もう少し身近に、わがこととして話せる世の中になったらいいなと私は思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月24日 23時58分45秒
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