テーマ:空手道(581)
カテゴリ:空手
茶帯になってから「上に上がることの怖さ」を意識して昇段審査から逃げ茶帯の位置に安住したいけど、でもそういうときだからこそ意識を上に向けないといけないな、と気を引き締める太陽仮面です。
今日は、総本部で初級の審査会がありました。 今回はうちの支部から審査を受ける人はいませんでしたので、純粋にいろいろなことを勉強する目的で見学をしました。 前回の初級審査会は遅刻してしまいましたが、今回は審査が始まる前に総本部に着き、最初から見ることができました。 それにしても今回審査を受けるのは21人でずいぶん少なく、その分先生方の目が隅々までいくせいか、受審者にはもちろん私にとっても、いつもにもましてずいぶん濃い内容の審査となりました。 受審者のみなさまにとってはただでさえ初めての審査で緊張するのに受審者より多い黒帯の先輩方に周りを囲まれ、厳しい指摘がバンバン飛んで、とってもきつい審査会だったと思いますが…。 (気分が悪くなり、途中一時退場した人もいました) 今のうちに苦労しておいた方が色帯になってからいらん苦労をすることは少なくなりますんで、審査に対しては厳しいくらいで丁度いいんじゃないでしょうか。 特に今回厳しかった基本稽古については、白帯のうちに体の使い方を意識して稽古に取り組めるようになってほしいし、このごろ稽古でも毎回思いますが下手くそでも気合いや素早い動作は気持ち次第で取り組めるものですので、心がけてほしいですね。 もっとも人間完璧はあり得ないので「完璧にできるようになるまで白帯でいる」ではなく、「早く色帯になって、もっと楽しいことをするために今必死で頑張る」という意識で稽古をしてほしいです。 以上、指導者でもないのにすごく上から目線で偉そうにものをいう私ですが…。 私自身はどうやねんと言われれば、白帯の頃はもっとひどかったし(先生の言うことを聞いてないことも多々あった)今も体の使い方は下手くそだし弱いし移動稽古で間違ったことをしたり先生の話をすっ飛ばしたりして、先輩として「見本にするなよ」と心で思う日々であるようなことばかりやっております。 ですので今回の審査会見学でいつもにもまして、私自身が昇段審査に限らず稽古でも「これから先輩の立場として」どうあるべきか、なにを見るべきかをいろいろと学ばされ、考えさせられ、痛感させられましたわ。 稽古の量も1回の稽古にかける意識のかけ方も、そして自分だけが頑張っていればいいわけではない、技のことも立ち振る舞いのことも気合いの出させ方についても、後輩に対して私は自分で思った以上に、先輩として空手に対して意識も姿勢も足りないことを…。 ま、こんな自分でも遅ればせながら茶帯になってやっと体の使い方を意識し始め、「先輩として」の意識を持ち始めるまでになりましたので…。 私を知っている後輩のみなさまには私を見て「太陽仮面さんにも出来るんだから、自分にもできることなんだ」と早いうちに(特に若い人)頑張ってくれたらなぁ。 そしてSEAMOの「Continue」の歌詞ではないけれど、なにがあっても諦めないで(しばしの中断の後、再開するのも含め)続けていったら、苦しいこと以上に楽しいことがきっとやってくるぞと信じている太陽仮面です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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