太陽仮面の日々

※直接このページに来られた方は、先に以下のリンク先の文章をお読みください。

合宿について(その1)
http://plaza.rakuten.co.jp/taiyokamen/diary/201007180000/
合宿について(その2)
http://plaza.rakuten.co.jp/taiyokamen/diary/201007180000/

さて、今回参加してきた合宿、今まで参加するのを嫌がっていた理由に十分値するほどの不安材料がいっぱいあったのですね。
以下、ここでその不安材料を並べてみて、それが真実だったかどうかも書いてゆきます。

○行き帰りのバスのこと
隣に座る人がイヤな奴だったら苦痛やな。
緊張ですぐお腹が痛くなるので、バスの中でお腹が痛くなったらイヤやな。
なんてことを前夜まで心配しておりましたが…。

→実際はどうだったかと言いますと、
・上級コースで顔なじみのFさんが隣だったこと
・バスに乗る前、乗っている時は極力冷たいものを控え、お腹が痛くなる兆候が現れたら「ストッパ」服用したこと
・さらにバスの中でゲームなど強要されなかったこと
(クロスワードパズルは配られましたが、してなくても文句は言われない)
・おまけに、周りに楽しい方々が楽しい会話をされていたので、それで結構楽しめた
・自分の想定していたルートと違うルートで会場に行ったので、ドライブでいろいろなルートを通り楽しみが増えた

ということで、当初考えていた「自分だけ車で行き帰り」でなくバスで行って良かったと思っております。

○稽古が本当はキツイのでは？
内容自体は、想像よりは体力的には楽でした。
ただ、砂浜で稽古をするのは、想像以上にしんどいものでした。

でも合宿の中で稽古より体力的に辛いのは…。

宿から海岸に行くまでの道のりでした。

きわめて急なコンクリートの階段が、まるで岩登りのように感じ、私の腰と膝とふくらはぎをだんだん殺してゆきました。

でも、若い人には何でもないんだろうな…。
普通に稽古して、普通に花火でアホなことをしまくり、普通にオールナイトして、普通に早朝稽古&海水浴してましたから。

というわけで、
「よほど体が弱くない限り、稽古には十分ついて行けるが、腰や膝など痛めやすい方は、海岸への往復には注意!」
という結論を導き出しました。

○合宿中の人間関係

太陽仮面が一番不安だったのがこれですわ。

この合宿の目的は「指導員/道場生との親睦を深めること」で、その目的が達成できたか、というと…。

あんまり達成できていません。

不安していた以上に、居場所がなくて精神的にきつかったです。

今回はエロオヤジ以外に同じ支部からの道場生がいなかったこと、しかもエロオヤジは今日が仕事でいなかったのでただ一人の道場生、おまけに道場生の参加者が複数いる支部の人たちは全員で、あるいは何人かのグループで固まってしまっていたのですね。

合同稽古なら殴り蹴り合うだけでたいていの人と知り合いになれますが、稽古以外のところで親睦を深めるには、正直、よほど人と打ち解けやすい性格の人でない限り、支部から道場生一人で行くにはハードル高いです。

特に引きこもり体質で、人間より無生物とのつきあいが得意なくせに寂しがり屋の私には、そのハードルが5メートルくらいの高さの壁に見えました。

泊まる部屋でも、生活班でも特定のグループで固まられると、その輪に入れなくて寂しいというほかに、団体行動する上で諸連絡が行き渡りにくくて非常に困るのですね。

いや、彼らが別に私をハブる目的でそうしている訳でないことは分かります。
私から働きかけたらエエやん、ということも分かっております。

でも私が、何か面白い話ができるか?人と弾む会話ができるか?他人にとって付き合って面白い人か?といえばそんなこともないしね。

中高生の女の子たちが仲良しグループで行動しているのを見て、自分の子供時代「ホームにいながらアウェイ(←みけマンマさんの表現を使わせていただきました、多謝!)」「仲間はずれにされとった」過去が蘇り、心理学ワーク以上の感情的にキツイ体験をしたのも事実です。

とはいえ、成果がゼロだったわけではありません。
うちの支部長やM先生始め、私に声をかけてくれた皆様の存在に感謝できたこと、あたらしい人と知り合えたことと、今まで稽古でお世話になっている人たちと食事や生活を共にすることで、
「○○さん、こんな面白い物まねやるんや」とか、
「●●さん、左利きやったんや」とか、
など、稽古だけでは分からない新たな面白い面を発見できたこと、というのは、合宿の大きな成果の一つとなっております。

というわけで、それなりに合宿は行って良かったですが、来年は稽古漬けの合宿になるか、うちの支部の道場生で誰か他に行く人がいない限り、もう行くことはないだろうと確信している太陽仮面なのでした。