テーマ:勝手に好きな歌(425)
カテゴリ:音楽に恋してる
今日は一日中眠くてだるいので、仕事と整骨院の後まっすぐ家に帰ってYouTubeで空手の伝統型を見てダラダラしている太陽仮面です。
さて、一昨日伊藤敏博のことを書きましたが、その中でも好きなのが「景子」。 ご存じない方はまず↓で歌をお聴きください。 http://www.youtube.com/watch?v=bpHo2QPjNxk 要するにある女性が売れないミュージシャンと付き合っているのだけど、ある日女性の父親が男に別れてくれと言い、二人は別れることになるのだけど、女性は男のことをいつまでも思う…というような歌。 聴けば聴くほど、登場人物全員の心情が痛さが伝わってくるんですよね~。 夢を追う好きな男のことを両親に反対され、何もかも捨てて男について行くつもりだったのに結局ついて行けなかった女。 おそらく女のことが好きだっただろうけど、自分の夢もあきらめられないし彼女の一家にも迷惑はかけられないと黙って立ち去った男。 娘が男のことを思う気持ちは十分分かっている、でもこの男と付き合っていたら婚期は遅れるやろうし娘は幸せになれないだろうと泣きながら土下座して男に「娘と別れてくれ」と頼むお父さん。 お母さんはただ泣いているだけで何も言動は書かれていませんが、おそらくお父さんと気持ちは同じだったでしょう。 で、この中で私が一番共感するのは、一昨日にも書いたようにお父さんなんですよね。 確かに30年以上前の歌ですから歌詞の表面だけ聴いたら、 「好き合っている男女を世間体のために父親が別れさせる」 としか解釈できないでしょうが…。 よーく歌詞を読むと 「私たちはお似合いの恋人と呼ばれていた」 「本当にこの娘が好きなら売れん歌あきらめてまともな仕事をしたらどうや」 などとあるように、「世間体のため」という理由がゼロでないにせよ景子のお父さんが男に別れてくれと泣いて土下座までして言ったのは、娘の気持ちも男の気持ちも分かっていて断腸の思いからだったんじゃないか、という気がしてならんのですわ。 ただ「世間体のため」だけなら、別に泣いてお願いする必要もありませんしね。 そして、普通に考えたら成功するミュージシャンなんて一握りですから、「まともな仕事もせんとフラフラしているだめんず(←我々平凡な人間からはこう見える)」と我が娘が付き合ってほしくない、と思うのは当然ですから、本当ならぶん殴っていても無理ないと私なら思うんですけどね~。 もっとも両親の意向で別れたからといって、残念ながら景子は幸せになっていないようですし、男はミュージシャンとして一応売れているようなので、結局はお父さんがしたことは裏目に出ているわけですが…。 とにかく私がこの登場人物と関わりを持てるのなら、景子には「もう男待ってばかりの受け身でおらんと、自分の力でしたいことやって幸せになれや」というアドバイスをし、両親には「結局娘さんがあんたらを選んだんや。娘さんの幸せは娘さん自身がつかむもの」と後は温かく見守るようにアドバイスしたいですね。 そして世の中の子供を持つご両親には、「子供の交際に疑問もったらどんどん反対したらええ、それを乗り越えられへんレベルの関係なんかなんにもせえへんでも続かへんのやから」と、親の反対を乗り越えて結婚し幸せになっている知り合いを知っている身としては、「景子」のお父さんのようにどこか毅然としたものを持っていてほしいと切に願う太陽仮面なのでした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年09月29日 22時52分54秒
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