「バカヤロー」に学ぶ日本再生の糧
吉田茂首相が衆議院予算委員会の席上西村栄一議員の質問に対し興奮して「バカヤロー」と発言し、これがもとで衆議院が解散したのが1953年3月14日であった。その吉田茂が、「日本を決定した百年」(初版:昭和42年6月10日、九版:昭和42年8月10日 定価:340円 著者:吉田茂 発行者:野田全治 発行所:日本経済新聞社)で『日本人は元来冒険心に富む国民であった。そしてその視野は決して日本だけに限られてはいなかった。五箇条のご誓文は、日本人の進取の気象を表している。夢を持つこと、そしてその舞台を広く求める事が、現在の日本にとって最も必要とされていることなのである。』と締めくくっている。また、巻頭言の中では『明治の指導者達は優れた「勘」を持っていた。「勘」というものは、幸運と同じように、つくり出そうと思ってもつくりだせるものではない。それらはともに、すぐれた歴史の感覚を持ち、勤勉に働く国民に与えられる一種の贈り物のようなものである。自分たちの成功に酔ったり、実力を過信する人々には幸運も「勘」も与えられはしないのである。日本の歴史もそのことを示している。』と述べている。今の日本にも通用するのではないだろうか?よろしければ『ポチーッ』とお願いします。《日本経済新聞社》吉田茂日本を決定した百年 【中古】afb価格:1,000円(税込、送料別)