唐辛子の葉っぱの佃煮
これで三回目。唐辛子・ピーマンの葉っぱを千切って煮て食べる。もちろん、煮るまえには湯がいて一晩水に浸してあくぬきをしてからだ。ピーマンもしょうやくして、一緒に煮る。味付けは、佃煮風など、おこのみでよい。一回目はまだ暑い夏のおわりごろであった。雨が少なかったので、葉っぱが硬かったのでこれで終わりにしょう、と、今年は諦めていた。ところが、梅雨を思わせるほどの雨天が続いたので、ものはためし、と、もう一度、煮て食べた。思ったとおり、雨のおかげで葉っぱは柔らかくなっておいしかった。で、今年の最後にもう一度、食べることにした。ふと、富有柿の木の下をみると、草葉の陰に白いものが見えた。雨が良く降ったので茸が芽をだしたのかと思って、覗いてみると、ミョウガであった。もう十月になろうとしているのに、珍しいことである。残暑の厳しかったことがうかがえるようである。唐辛子やピーマンの葉っぱを千切るのは、なかなか大変である。枝から一枚一枚、良く見て選んで、美味しそうな葉っぱだけを千切らねばならない。どうせ、たくさんあるのだから、捨てる葉っぱのほうが多くても構わない。中から飛び出した、ばったや蟷螂に出くわすこともある。なんせ、飛び出さないと、かまゆでにされてしまうのだから…逃げ足の遅い、可哀想なばったや蟷螂も時にはいる。子供の頃には、いなごをあられを炒る網で炒って食べていたが、ばったや蟷螂は、食べたことはない。香ばしくて美味しいいなごが潤沢にとれたので、なにも拙いばったなどを食べることはない。特にカマキリなどは虫を食べるので、人間が食べないほうが良い。そういえば、清流の香魚である、鮎もはらわたまで食べられるのは、お盆ごろまでである。水温が高くなると、石垢が付きにくくなるので、鮎も虫を食べるようになっているからだ。『うるか』と称して、鮎のはらわたを塩付けにしたものがある。酒のつまみとしても珍重されている。これも、鮎が石垢だけをはんでいる頃のものだけが、本当の珍味なのである。間違っても、虫を食べている鮎のはらわたをうるかにしないほうがよい。産卵の為に川を下って海にでる頃の鮎は『落ち鮎』と呼ばれているが、もう、この頃の鮎は、あめだき(飴煮)にして骨まで柔らかくして食べるのがよろしい。たらふく虫を食っているので、塩焼きなどにしても、美味しくない。唐辛子やピーマンの葉っぱを煮る時に、あめだき(飴煮)にした鮎をダシに入れてもおいしい。あめだき(飴煮)の鮎は、白菜などの冬野菜の骨まで食べられる美味しいだしでもある。素朴でおいしい食べ物が沢山あるのが、『食欲の秋』である。よろしければ『ポチーッ』とお願いします。J最近のブログの目次 (クリックすると日記を読めます)12新ショウガの季節には…20120923今すぐに始める来年の熱中症そして脳梗塞の予防…20120914白才の移植 20120910カリッツ!と音がして歯ごたえのある自家製のラッキョウ20120901田舎の生活:『快適な日々のための地道な活動』の一端20120818今年の暑さはわやくちゃだ!20120808夏は暑いのだ!精一杯汗をかけ!20120729もう始めている冬支度!アリかキリギリスか?20120720夏野菜が採れすぎて・・・ 20120712職員室の拭き掃除を終えて『今日は○色だった』とみんなに報告20120626チンチンドンドンチンドンサイトマップ へ「たいぞ~さん」のブログのIndex(5)へ「たいぞ~さん」のブログのIndex(4)へ「たいぞ~さん」のブログのIndex(3)へ速水御舟・春昼(大正13年)(部分)