さくらの楽しみを春野菜でいつまでも。。。
さくらの開花予報が楽しみな季節である。わが家のしだれ桜にも春の兆しが見られるようになている。浮かれながらも、しっかりと春野菜の植え付けの準備を楽しむころ合いでもある。植え付けの準備とともに、野菜の種の性質を予習しておこうと思い起こした。うっかり忘れると、芽だしが上手く行かないことがある。芽さえ出てくれれば、あとは、それぞれの野菜に応じて手を加えればよい。まずは、植える場所選びである。嫌地と呼んでいるが、それぞれの野菜の連作障害を忘れないようにしよう。大根・人参・かぶら・玉葱・カボチャなどは連作可能な作物である。キャベツ・ほうれんそう・春菊・ねぎ・レタスなどは、一年輪作が望ましいということである。キュウリ・白菜・いちご・いんげんなどは2年輪作が望ましいということである。そら豆・うり・枝豆・里芋などは3年輪作が望ましいということである。トマト・ナス・ごぼう・ピーマン・じゃがいも・えんどうなどに至っては、5年輪作が望ましいということである。次に、種子と日光との相性・相克を知って播種するとよいということである。ゴボウ・ニンジン・シソ・ミツバ・サラダナなどの種子は、好光性であるので、覆土を薄くするとよいということである。ダイコン・ネギ・タマネギ・ナス・トマト・トウガラシなどの種子は、嫌光性であるので、覆土を厚くし発芽まで覆うとよいということである。ホウレンソウ・レタス・セロリなどの種子は、嫌高温(20以上)であるので播種を急がないように注意が必要であるということである。ナス・ミツバ・アスパラガスなどの種子は、温度変化を好むのでたとえば、昼は屋外、夜は冷蔵庫に入れるくらいで程良いということである。そして次に、寿命を知っておくと、前年の残りの種子を播種することもできるので、毎年種子を買い入れしなくてもよいということになる。ネギ・タマネギ・ニラなどの種子の寿命は1年ということである。ゴボウ・ニンジン・ホウレンソウ・レタス・キャベツなどの種子の寿命は1、2年ということである。ダイコン・ハクサイ・カブ・シュンギク・インゲン・エンドウなどの種子の寿命は2、3年ということである。もっとも、最近の種子は、遺伝子操作などで、1年限りのものが多数出回っているので、そのことも心得ておく必要がありそうである。このあたりのことを心得ておけば、余った種子はたとえば大根なら間引き菜とかかいわれとして種子を利用する、などの創意工夫する楽しみも加わりそうである。さくらの楽しみが野菜を収穫して食卓に乗るまで楽しめる季節である。