『田舎のありふれた家庭の和食』の良さ
先日、大腸内視鏡検査を受診した。二十数年前にも受診したことがあるので、大体のことは、心得ているつもりであった。その折には、一番苦しかったのは、大腸に空気を送り込ん大腸を膨らまされたことであった。が、今回は、時折、下腹の陰部のあたりに思わず声を出さずにおれない程の痛みを覚えたことであった。空気が送り込まれる折に、大腸が膨らんで前立腺を圧迫していると思われる痛みであった。処方されて、リピトール錠を飲んでいる。前立腺肥大による排尿障害の改善のために、である。おかげ様で、自覚的には、気持ちよく排尿できているので、日常生活上では、排尿障害を感じることは殆どなくなっているので、前立腺肥大であることを忘れているほどであった。しかし、この大腸内視鏡検査の折には、前立腺肥大であることを思い知らされたのである。かろうじて、痛みをこらえることはできたが、やはり、思わず、痛っ!と、声を出さずにはおれなかった。案の定、翌日の朝一番の排尿後の便器を覗いてみると、血が混ざって便器の水が赤く染まっていた。しかし、その後の排尿には、血が混ざることはなくなっていた。大腸内視鏡検査時の前立腺肥大症の影響であったことを、明白に感じた。大腸内視鏡検査のための事前の問診票には、もちろん、前立腺肥大症の申告欄があるので、自分でも検査の影響がある可能性に心得ていたし、主治医も菜翁が旨さんの前立腺肥大の症状を十分に把握して大腸内視鏡検査を勧めたのでろうことも心得ていたので、安心して受診し、その影響の結果にも充分に納得できたものであった。家庭医の必要性を思い起こして、その大切さを感じた次第である。余談であるが、ポリーブは発見されなかったので、ひと安心・・・であった。菜翁が旨さんの自家菜園の野菜中心に、青魚や海草や良質のタンパク源である大豆製品の多いそして適宜のヒトの体温より低い獣肉の摂取などの長年の食生活は間違っていなかった、、感じ入っている次第である。菜翁が旨さんの長年の食生活とは、和食には違いないが、ではあるが、世界遺産などで紹介されるような観光用や料亭や飲食店などの営業用の和食ではなくて、いわゆる、『田舎のありふれた家庭の和食』である。