「菜翁が旨さん」の『まろくごろく』
最近の日本人を痛切に憂うとすれば・・・上求材臣残木〔淮南子〕「カミザイヲモトムレバシンハキヲソコナウ」【上の者,小材を求むれば,臣民はその意を迎えて大木を濫伐するに至る。】上之所好下必甚焉〔孟,滕文公〕「カミノコノムトコロシモカナラズコレヨリハナハダシ」【上の人の好む所の者は下下は一層好むようになる。】【上之所好下尤甚】〔淮南子〕丹崖青壁〔書言故事〕「タンガイセイヘキ」【丹き色のがけと青きいろの石壁との高く美しきが如く,人品のすぐれて高きをいふ。】上用目則下飾観〔韓非,有度〕「カミメヲモチフレバシモクワンヲカザル」【上の者,明察に過ぐるときは,下の者はその行をかざる,故にその真を察知すること能はざる義。】三令五申〔史記,孫武傳〕「サンレイゴシン」【たびたび繰り返して丁寧に告げ戒むる。】五諫〔家語、辨政〕「ゴカン」【五種のいさめかた。「譎諫・戇諫・降諫・直諫・諷諫」】上下有序民則不慢〔国語〕「シヤウカジヨアレバタミマンセズ」【上下の秩序正しきときは,民意慢せず。】世風識忠臣〔唐書,崔圓傳〕「ヨミダレテチユウシンヲシル」【世乱れて,人の節義が見アラはれる,故に始めて忠臣たるを知る。】上徳不徳〔老子〕「ジヤウトクハトクトセズ」【最上の徳あるものは徳あるも誇らざる義。】丹崖青壁〔書言故事〕「タンガイセイヘキ」【丹き色のがけと青きいろの石壁との高く美しきが如く,人品のすぐれて高きをいふ。】