旬の移ろい:キュウリよさようなら秋茄子よ今日は
菜翁が旨さん宅の野菜は、全て露地栽培である。支柱栽培のキュウリは、もう、枯れてしまって支柱は全て片づけて撤去も終えた。支柱は、ワイヤーメッシュを利用していたので、いとも簡単に撤去出来た。地ばいのキュウリも、猛暑と灌水不足で、枯れ始めている。もう少しの間、キュウリの酢のものを食したかったので、そこで、近所にあるJAの「旬菜蔵」へ出かけてみると、立派なキュウリが安くて沢山並んでいた。キュウリの酢のものは、スライスして塩をしてしばらく置いて、その後しっかり水洗いして塩分を抜いて、布巾を使わず素手でしっかりと絞って、「べんりで酢」に浸して、「もずく酢」を1パック落とし込んで、ちりめんを加えてよくかき混ぜて、その上に黒ゴマの炒りゴマをふりかけて、冷蔵庫で冷やしておく。という、簡単なしろものである。自家製の旬のキュウリでは、柔らかくておいしかったが、JAの「旬菜蔵」で買ったキュウリは、田んぼで潤沢な水で育ったみるからに柔らかくて美味しそうであったが、やはり、旬を過ぎているせいか、皮が堅くなっており、キュウリそのもが味が薄くなって、酢のものにしても、もう、時期遅れ・・・といえそうな味わいであった。そんな折、菜園では、刈り込んでいた茄子の枝に、花が咲いて小さな茄子の姿がもられるようになっていた。もちろん、枝を刈り込んで、根元に日陰を作って、肥料を施して、畝の谷には水を施しているからである。これだけの手を加えているから」こそ、美味しい秋茄子が食せるのである。確かに、野菜の栽培では、病気や虫よけの農薬を使うことは少なくなっている。しかし、我が家の菜園では、相変わらず、特に猛暑のさなかでは、キュウリや茄子だけでなく、オクラまでも、虫に取りつかれている。最近の農薬は、畝をたてるときに、畝にすきこんでいることが多い。我が家では、畝にも梳き込んでいない。我が家では、調理の際にひと手間かけて、虫喰いのところをそぎ落としている。小学生のころには、肥後ナイフで鉛筆を削っていた磨いた刃物さばきが、随分と役立っている(笑)