「野菜高騰、財布細る秋?」
『秋ナスは嫁に食わすな』と、この頃こんなことは決していえない時代である。それはともかく、『秋なす』が採れすぎて、嫁であろうと誰であろうと、もったいないので、食べてほしいと思うが、ご近所さんはどこの家でも同じ状況である。焼きナスにして、冷凍保存も出来るそうであるから、挑戦してみる価値がありそうだ。台風被害や異常気象で「天高く馬肥ゆる秋」ならぬ、「野菜高騰、財布細る秋」であろうか、それにしても、田舎暮らしの家庭菜園では、「財布細らぬ嬉しい秋」である。その上、ピーマンが、これも今年は、猛暑であったにもかかわらず、これも沢山採れて、しかも柔らかいのである。さらに、ピーマンの葉っぱも、ピーマン同様に柔らかくて、湯がいてシラスなどを加えて佃煮に煮込めば美味しい。ピーマンも葉っぱも佃煮にすれば保存性が高まる。ねぎは年中収穫可能である。里芋もしっかりと水を施していたので順調である。ニンジンやごぼうは猛暑の影響を受けて小ぶりの出来であるが、食べる分には不足しない大きさや量である。しかし、である。猛暑の影響か、ゴーヤーやモロヘイヤがさっぱり採れなかった。オクラも採れるには採れたが、例年よりは少なかった。若し、これらの野菜が例年通り採れておれば、食べきれずに廃棄せざるを得なかったであろう。田舎の菜園では、猛暑であっても、菜園全体としては、我が家の食せる範囲に、自然に生産調整出来ていたのである。白菜も順調に生育しているし、大根。蕪もよろしく発芽したし、あとはほうれんそう・小松菜・ミズナ・菊菜・チンゲン菜などの播種を待つだけである。田舎暮らしの家庭菜園では、欲張りさえしなければ「財布細らぬ嬉しい秋」といえそうだ。朝倉山椒はトゲがなくて、雌雄同株なので一株でも実がつくの手軽で便利で嬉しい山椒ですよ。