JOKE…こちら笑って健康放送局。俺が法律だ!#5
俺が法律であろうと、そうでなかろうと、法律で死ぬことは無い。裁判で死刑を宣告されても、執行されるまでは、死ぬことはない。然し、楽しいはずの登山では、いくらしっかりした資格を持ったガイドが何人ついていようと、いま登山をしている山と現在と今後の天候を知らないガイドなら、生きながらえて無事に下山出来るとは限らないのである。自分の命は、自分で守るだけの知識を持って登山することの重要性を、この登山で学んだことだけにとどまらず、少しの油断でも大きな事故になりかねない日常の社会生活のなかでも、少なくとも自分自身の命を守る手段・知識をしっかりと身につけたいものである、と、改めて、身にしみて思いいたる次第である。 6泊7日(車中2泊)の立山縦断したときの登山コース大阪~(JR車中泊~富山地方鉄道)~有峰口~折立~太郎小屋(泊)~薬師岳(標高2926m)登山~太郎小屋(泊)~三俣蓮華小屋(泊)~雲の平~三俣蓮華小屋(泊)~湯俣温泉(休憩)~信濃大町~(車中泊)~大阪《あかね書房》佐伯富男あるガイドの手記 【中古】afb価格:1,000円(税込、送料別)昭和36年北俣岳(2,661.2m)付近にて(1961.8.25)このとき、汗取りとしてタオルの真ん中に頭を入れる穴をあけて、不要になったタオルの端を切り取った紐を取り付けた、男性でも簡単に縫製できる、汗取りと防寒を兼ねた格安・絶妙の登山用品である。 これは、今でもパジャマの下に着けて愛用している。特に夏は気軽な汗取りとして大活躍している。そういえば、2009年7月のトムラウシ山遭難事故の折にも、テレビで「タオル一枚のおかげで無事生還」された老婦人として、これが紹介されていたことを、ご記憶のかたもあるかと思います。【生存者の証言:女性客G(64 歳)「こんな天候の日に行くんか、と思ったが、ツアー登山では我がまま言ったらきりがない。自分でセーブした。出発が30 分遅れたので、その間に温泉宿でもらったタオルに穴を開け(後ろを長くして)、被れるように細工した。フリースを着たかったが少し濡れていたので、その代用のつもりだった。そして、日本手ぬぐいを首に巻いて保温した。これらが命を救ってくれたかと思うと、帰ってからも、捨てるに捨てられなかった」】 【遭難原因としての低体温症はその頻度は多くはなく、ましてや、真夏の遭難の原因として考えにくいため、一般に登山者の認識は薄い。しかし、気象条件によっては真夏で低体温症になり、死亡するケースがあることをガイドおよび登山者は認識しておくべきである(トムラウシ山遭難事故調査報告書(平成22 年3 月1 日トムラウシ山遭難事故調査特別委員会)報告書より】 四つ葉のクローバー 五つ葉のクローバー