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テーマ:空手道(581)
カテゴリ:カリーの錬体 武士道編
最近右足の甲の古傷が痛み出した。普段の生活ではほとんど気にしていなかったのですが、夏は急激なダイエットやったり、ボクシングとキックのジムに行ったり、最近ちょっとはしゃぎすぎたな~
格闘技に限らず、スポーツしていた人には誰でも一つや二つあるでしょう。進学、就職、恋愛、コンパの誘い、あらゆる誘惑を断ち切って没頭しつづけてきた時間。 忘れもしないあの日。あれはイギリスのダイアナ妃が亡くなられた日。全オーストラリア第20回記念トーナメント。 大会は日本チームVSオーストラリアチームという図式で行われました。日本からは重量級では後に世界チャンピオンとなる選手(当時世界2位)、私がいる軽量級では現役全日本チャンピオンで、後にワールドカップチャンピオンとなる選手がエントリーしていました。私は現地で指導員を勤めていたこともありオーストラリア代表という形になったのですが。そのせいか控え室は不穏な空気に支配されていていました。日本選手団の刺さるような視線をあびながら、日本選手団の一人一人に挨拶に向かいました。 その日の私は絶不調でした。海外でも空手だけでは食ってはいけないので、レストランの厨房で働いていたのですが、大会の2週間前にマッシュルームの味見をしていて当たってしまった。食中毒で3日ほど寝込んだ。さらに左足の親指のつめが割れたのと右足の甲の慢性的な痛み、手首の疲労骨折。今思えば私生活、仕事、何から何までうまく行かない最悪の状態でした。 一回戦。よく覚えていないけど、たしか中段廻しげりで技ありを奪っての判定勝ちだったと思う。 2回戦、3回戦とカウンターとあわせ技だけを狙って辛くも判定勝。 そして準決勝ではいよいよ日本チームの一人と当たることになりました。「はじめ」の号令から猛然とラッシュを仕掛けてきて、アグレッシブながらもやたら受けのうまい選手でした。この手の選手にはカウンターも合わせ技も効かない。延長を重ねながらもガードの上から痛いはずの足でけってけって蹴りまくりました。自分の意志というよりも体が勝手に動いたッて感じです。鉄壁のディフェンスの上からの攻撃は本来空手としては外道とされますが、この場に及んで細かい作戦など見当たりませんでした・・ あ!日記が長くなったので続きはまた今度書きます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/09/17 03:16:56 AM
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