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テーマ:バンドマンの語り場(1286)
カテゴリ:UNITED SOUL REUNION
改めまして8/27の「Doraemon Night vol.8」にご来場いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今回、このイベントの開催にあたっては本当に色んなことがありました。3/11の東日本大震災のときは今年は無理かな・・・正直、こんな状況で夏祭りイベントなんて非現実的だなと半ば諦めかけていました。でも困難な状況にもかかわらず、光を見出そうとする被災地の方々の姿、ドラナイの司会者でもある海鹿島海斗さんの、被災地の銚子から塞ぎこんだ僕らに語りかけようなラジオ・・・そんな場面を見ているうちに、俺も何かできることがあればやらなきゃ!という気持ちに切り替わってました。 でもやるからにはきちんとした形でやりたい! 震災後から突如当てつけのように増え始めたチャリティーイベント・・・ライブとかでも募金箱を設置してるだけの義援金が集まっているのかも疑問なイベント、普段、電車の中で携帯で大声で話してるようなやつが、いきなり「被災地のために」とかチャリティーイベントをやり始めたり・・・そんな名ばかりチャリティーに本当に嫌気がさしてました。今回、ドラナイに初出演してくれた神様も当初からチャリティーには否定的だったし、俺もまさに同じ気持ちでした。だから4月に行った「Blue Saturdaynight vol.2」というイベントはあえてチャリティー要素は排除しました。 出演者やお客さんの負担をできるだけ軽くしたうえで、確実に被災地に義援金を届けるイベントができないか・・・その答えが、チケットの料金を¥500上げる代わりに出演者を増やしいつもより豪華なイベントにする。出演者はしっかりと音楽や姿勢から信念が伝わってくる人たちだけを選ぶ。そして良いライブをする!でした。 そんな「ドラナイ8」の構想が具体化してきた5月位には、もう迷いはなくなっていました。というよりもう後には引けませんでした。(笑) これまで以上に多くの人を動かし、「チャリティー」というこれまでよりも大きな責任が伴うイベントというプレッシャーに何度も押しつぶされそうになりました。 そんなときに勇気をもらったのが、TASHIROからの応援メッセージと、今回出演を快諾いただいた木村至信さんでした。木村さんはかなりビッグな方なのですが、人の心を掴むヴォーカル・・・そう考えた時に真っ先に木村さんの歌が必要だと思い熱い思いを打ち明けました。 TASHIROとは2年ぶりくらいに連絡を取ったのですが、そのきっかけはベースのMASAKIがXiCUBEが活動休止してバンドでの出演が難しい(その時はかせいじん復活の話はでてなかったので)と聞いて、でもなんとか出演して欲しかったので、「これはPlastic Arrowでやるときなのかな・・・」と何となく感じたからです。 彼には「こんなときにTASHIROの歌があったら最高なんだけど、君自身がまだそのときでないって感じるのなら、今はやる時じゃないと思う。どうだろう?」と想いを語りました。結果としては彼も忙しくて今回は難しいということになったのだけど、それはそれで良かったと思います。きっと今回プラアロでやっていたなら、これから俺はずっと過去の亡霊にすがりついて音楽をやっていかなくちゃいけなくなっていた気がします。今はUNITED SOUL REUNIONできっちり自分の今のスタイルを作り上げないと・・・ 実際にUSRで出演して色んな人に等身大の曲を聴いてもらえたし、CDを買って好きになってくれる人もいたので本当に良かったと思います。 Plastic Arrowが選択した「解散」というものはそんなに簡単なものではないし、TASHIROと、もう一度同じステージに立つことはまさに俺の「夢」のひとつなのです。 そんな彼の想いも一緒にステージに連れてこれて良かったです。最後の『FAITH』は不思議と一緒に歌っているような気持ちにさせられました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2011.09.03 21:37:31
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