筍の子
毎年4月になると「筍の子」は出たかな、、となぜか気になる。それはきっと子供の頃の記憶なのだろうな、、子供時代は自然の恵みたっぷり感じる静岡県で育つ。この時期は、家族揃って筍の子狩り。長靴履いて竹藪に入って蚊に刺されない服装で出かける。歩いても10分で行ける場所なのだがスコップを持つことや収穫された筍の事を考えると車がいい。 筍の子は土から顔を出したものは硬くて、土に埋まっている物は柔らかい物だと祖母から子供時代に教わった。だから竹藪に入り、土から顔を出しているものには目もくれず、土の中の埋まっている物を探す。まず足払いをしながら下から押し上げてくる場所を探す。その場所を見つけたらスコップ登場。その周りを傷つけないように上手に掘っていく。これが楽しいこの時期の恒例の行事。 でもそんな記憶も18歳まで。大学進学と同時に上京し30年。今は掘ってもらった筍の子のを買う事しかない。昨日楽天で注文した和歌山県産の筍の子がクール便で届く。一緒にぬかが入っていてすぐに下ゆでしにがりを取る。筍の子ごはん、スープと作るが旬のものはやはり美味しいわ。