今週のHAWAII情報(No.185)
ついにハワイ出身の大統領が誕生しました。ハワイ生まれのオバマ氏が、第44代アメリカ合衆国大統領に選出されました!President-Elect Barack Obama, the First President Born in Hawaii 先日の大統領選挙では、民主党のバラク・オバマ氏が勝利をおさめました。来年1月からアメリカ合衆国大統領となるオバマ氏はハワイ生まれなのです。ハワイの私立校「プナホウ校」に通っていました。私のHAWAIIの知人がオバマ氏と同校で同級生でした。高校時代のオバマ氏は、成績優秀でしたがいたって普通の学生だったと言います。あのカリスマ性のある爽やかな弁舌は、いつ何処で花開いたのでしょうかね・・・。■初めてのアフリカ系アメリカ人大統領が誕生!2008年11月4日(火)大統領選が行われ、民主党代表のバラク・オバマ氏が、共和党ジョン・マケイン氏に勝利を収め、来年の1月20日(火)より第44代アメリカ合衆国大統領に就任することになりました。支持者を前にした勝利演説でオバマ氏は、「アメリカ合衆国に変革がおとずれた」と述べ、大きな拍手を受けました。オバマ大統領は、米国史上初のアフリカ系アメリカ人の大統領です。キング牧師が人種差別の撤廃を目指す公民権運動を繰り広げてから45年、ついに非白人の大統領が生まれたことは、米国史上で大変大きな意味を持つといえるでしょう。 オバマ大統領はまた、初めてのハワイ出身の大統領でもあります。1961年ホノルル市で生まれ、母はカンザス州出身の白人で、当時ハワイ大学マノア校に在籍していました。父親はケニアからの留学生でした。オバマ氏はハワイで1,2を争う名門のプナホウ学園に10歳のときから高校卒業時まで通い、卒業後はカリフォルニアのカレッジからニューヨークのコロンビア大学に進み政治学部で国際関係を専攻、卒業後実務を積んだ後ハーバード大学のロースクールを出て弁護士となりました。イリノイ州議会議員だった2004年、大統領選挙の際民主党代表として行った演説での、「リベラルのアメリカも保守のアメリカもない、あるのはアメリカ合衆国だ」との言葉が、大統領候補として注目を集めるきっかけとなりました。「アロハの精神とは人付き合いの基本となるもの。私たちは一人ではない、もし助けを必要とする人がいれば進んで助ける、それがアロハ・スピリット(英語では、I try to explain to them the aloha spirit. I try to explain this basic idea that we all have obligations to each other, that we are not alone, that if we see someone in need, we should help.)」。オバマ大統領はハワイで生まれ育ったことで、思いやりと尊敬を持って人と接する「アロハ・スピリット」や、人種や外観などの見た目だけで他人を判断しないという多様性を受け入れることを学んだと話しています。 「Change(変革)」をはじめ、「Yes We Can(きっと私たちはできる)」「Let us Keep that Promise-that American Promise(米国の約束を実現しよう)」など演説の言葉が、歌になるなどの社会現象も生まれ、たぐいまれなカリスマ性を持つといわれる、ハワイ出身のオバマ大統領。これからの日本との関係はじめ、その手腕に注目が集まっています。出身地ハワイの皆さんも大変喜んでいます、皆様と共に応援いたしましょう。 参考文献 ハワイ州観光協会 go-hawaii オアフ観光協会 visit-oafu