今週のHAWAII情報(No.602)
★マウナケア山頂付近に新たに超大型望遠鏡が!?~国立天文台、口径30メートル超大型望遠鏡の製作着手 空気中の塵が少なく、アクセスも便利ということで、天体観測に適した場所として知られているハワイ島のマウナケア。そんなマウナケア山頂付近に、あらたに国際協力で建設する超・大型望遠鏡(TMT)を製作すると、国立天文台が発表した。 建設には日本のほか、米国、カナダ、中国、インドが参加。現地での建設は2014年度に始まり、21年度の完成を目指す。 新しい望遠鏡の口径は30メートル!で、同じマウナケア山にある日本のすばる望遠鏡は口径約8メートルで、光を集める能力は13倍、天体を細かく見分ける解像度は4倍、暗い天体を検出する感度は14~200倍となる。そしてこの超・大型望遠鏡を使って、太陽以外の惑星を観測し、水や酸素などの生命を育む環境のある星が存在するかを調べるそうですよ。また、宇宙の初期にどのように銀河が形成されたかや、宇宙の大半を占めるとされる暗黒エネルギーの謎に迫ることも目指す。宇宙の神秘がハワイで解明される日がくるかも~~!? 広い範囲を観測できるすばる望遠鏡で大まかな位置を特定し、TMTで詳しく調べるといった連携が期待されている。 望遠鏡の中心部で光を集める主鏡は、一辺72センチ、厚さ4.5センチの正六角形の分割鏡を492枚組み合わせて作る。すべての鏡を準備するのに5年程度かかるという。 TMTの建設費は約1500億円。日本は4分の1程度を負担し、望遠鏡本体構造の製作にも携わる。 立天文台が製作に着手した超大型望遠鏡の完成予想図=国立天文台提供今回は国立天文台からハワイの美しい星空を観測できる【次世代超大型望遠鏡(TMT)計画へのご寄付】について、国立天文台のTMT 推進室長からコメントいただきましたのでご案内します!ハワイ島のマウナケナ山頂にある「すばる望遠鏡」は可視光と赤外線の観測により、太陽系外惑星や原始惑星系円盤の撮影、最古の銀河の発見と宇宙の夜明け時期の解明、超新星爆発構造の解明などさまざまな成果を挙げてきています。すばる望遠鏡の成果を踏まえ、宇宙の解明をさらに進めるため、国立天文台では有効口径30mのThirty Meter Telescope (=30 メートル望遠鏡; 略称「TMT」)の建設をめざしています。予算規模も大きくなるため、日本単独でなく米国・カナダ・中国・インドなどの国際協力で、すばる望遠鏡と同じマウナケア山頂域での建設実現を目指しています。日本の分担分の予算支出決定にあたっては、天文学界だけでなく、広く国民の皆様からも期待されている科学計画であることが重要です。多くの方に戴くご寄付は、全体として大きな応援になります。今回、平成 25 年 (2013 年) 12 月末までにご寄付いただいた方には、お名前を期した「TMT 第二期寄付者銘板」を製作し、「すばる望遠鏡」並びに「TMT」の拠点となる「ハワイ観測所山麓施設」に掲示させて戴くことに致します。完成した暁には TMT 建設を含む計画推進の貢献者として是非みなさんのお名前や会社名を後世に残していただけませんでしょうか。自然科学研究機構 国立天文台TMT 推進室室長 家 正則■詳しくは下記HPにてhttp://tmt.mtk.nao.ac.jp/donation-j.html★TMT(Thirty Meter Telescope.) 第2期寄付金募集中!国立天文台 TMT 推進室では皆様からの計画への寄付金を募集しています。平成 25 年12 月末までにご寄付いただいた方のお名前を、ハワイ観測所山麓施設ロビーにて「TMT 第2期寄付者銘板」として掲示致します。TMT が完成した暁には TMT 観測所での掲示も企画しています。TMT 建設を含む計画推進の貢献者として是非みなさんのお名前や会社名を後世に残してみませんか。 寄付は法人様の場合は一口 10,000 円 (法人様の場合5口以上から)で、個人様の場合一口 1,000 円からとなっており、国立天文台天文学振興募金を通じて行うことができます。ご入金が確認できましたら、領収書・お礼状(国立天文台特製クリアフォルダ付)が届きます。Postscript皆様、如何ですか? 興味を持ちご賛同される方は、ぜひご協力を。勿論、私もご寄附させていただきました。 参考文献 ハワイ州観光協会 go-hawaii Aloha Street Hawaiian Breeze LaniLani ハワイ州観光局/ビッグ・アイランド観光局 iHeart Hawaii Alohafan(アロハ検定)