冬の健康食品
大 根冬の寒さによって甘みが増し、風味も栄養もぐんと増える大根は、自菜・豆腐と並び「養生三宝Jと言われています。根に多く含まれているオキシターゼは,魚の焦げに含まれている発ガン物質を分解する働きをもつているので、焼き魚には大根おろしを添えて食べるのが良いでしょう。大根おろしは他にも、加熱すると作用が失われるジアスターゼを効果的に摂取でき、消化を助け二日酔いの胃もたれ・吐き気・胸やけを解消したり、食物繊維の整腸作用により、胃弱や便秘の人に効果があります。お正月の飲み過ぎ養生には最高です。葉は、根よりも含まれる栄養の種類・量が多く、特にカロテンを多く含みます。他にもカルシウム・鉄等のミネラルや、葉酸、ビタミンEが豊富です。生の大根には解熱作用・咳止め・痰を除く作用があります。また、ビタミンCが多く含まれており、風邪に対する抵抗力をつけることができるので、風邪をひきやすいこれからの時期にびったりです。大根は使用する部位によって味わいや硬さが違います。栄養のある葉は、捨てずに菜めしや漬け物に。葉元は硬く甘味があるので、皮を厚くむいてこつてりとした煮物に。真ん中は甘みがあつて軟らかいので、ふっくらと煮ておでんや薄味の煮物に。先の方は繊維が多いので,細切りにしてきんぴらや味噌汁の具に、また辛味があるので,薬味用の大根おろしにしてもいいでしょう。栄養も豊富な上に、色々な調理方法を楽しむ事ができますので、ぜひ一本買いをお勧めします。ただし、葉をつけたままにしておくと水分や養分を吸収されてしまうので,切り落としてラップに包み、冷蔵庫で保存しましょう。ちなみに私は、ブリ大根が大・大・大好きなのです!!!