それぞれの島の楽しみ方(No.26)
常夏の楽園・ハワイ。アメリカ合衆国のハワイ州に属するハワイ諸島はハワイ島、マウイ島、ラナイ島、オアフ島、カウアイ島などの8島に加え、約124の小島から成り立っています。 燦々と降り注ぐ太陽と、どこまでも青い海と空。ハワイを一度訪れれば、その魅力の虜にならずにはいられません。そんな旅の楽しみをよりディープに味わうなら、ぜひネイバーアイランズへ。今回は、ハワイ島やマウイ島、カウアイ島、ラナイ島などの島々の魅力をご紹介します。 ★ハワイの島々のなかで最も新しく広大なビッグ・アイランド(ハワイ島)へ ハワイ諸島の中で最も新しく、広大な面積を有するのが、ハワイ島。ビッグ・アイランドという愛称の通り、その自然の大きさは他の島々の追随を許しません。海や山のアクティビティを思い切り楽しめるので、アクティブ派のカップルやファミリー旅におすすめのネイバーアイランドです。 ビッグ・アイランドの壮大なスケールを体感するなら、世界で最もエネルギッシュに活動する火山「キラウエア火山」をぜひ訪れてみてください。世界自然遺産にも登録されるこの火山は、火を司る女神・ペレが住む神聖な場所として考えられて来た場所。周辺一帯はハワイ火山国立公園に指定されており、ハイキングや溶岩でできた洞窟の体験、ハレマウマウ火口から巻き上がる噴煙の見学・・・など、さまざまな楽しみが待ち受けています。大地に脈打つ膨大なエネルギーを感じられる「キラウエア火山」は、ハワイ島のスケールを語る上で欠かすことのできない存在です。 さらに、ハワイ島ならではの壮大で神秘的な絶景を楽しむなら、ハワイ最高峰の「マウナ・ケア山」(標高4,205m)へ。ここは、すばる国立天文台をはじめとする天体観測所が点在する国際的な天体観測スポット。山頂からは、雲海を美しく染めあげるサンセットやサンライズや満天の星々などを一望することができます。 その美しさは、ビッグ・アイランド滞在中に時間を変えて何度も訪れる人がいるほど。標高4,000mを超える高山とはいえ、各種のツアーも数多く催行されているので気軽に訪れることができるのも魅力です。 このほか、美しいビーチやゴルフ場などが点在するリゾートエリア「サウス・コハラ」やノスタルジックな雰囲気の街並みが広がる「ヒロ」、世界中にファンを持つコーヒー農園が点在する「コナ・コースト」など、ビッグ・アイランドには多彩な見どころが点在。気になるスポットを気ままに巡る絶景ドライブも、ハワイ島の大きなスケールを体験できるおすすめの過ごし方です。 ★大自然もカルチャーも楽しみたい!!! そんなワガママを叶えてくれるマウイ島。 ハワイの島々のなかで2番目に大きいマウイ島は、手つかずの大自然に満ちたビッグ・アイランドと、都市的なリゾートを楽しめるオアフ島の良さを併せ持つ島。旅のプランニング次第でさまざまな表情を楽しませてくれる奥深さこそが、マウイ島ならではの魅力といえるのではないでしょうか。 たとえば、午前中にオーガニックなレストランやおしゃれなショップが建ち並ぶサーフタウン「パイア」を散策し、午後にはオールド・ハワイの雰囲気が残る町「ワイルク」やハワイアンの聖地として神聖視される「イアオ渓谷」を見学。夕方からはマウイ島最高峰の「ハレアカラ山」(標高3,055m)でサンセットを眺めるなんてよくばりなスケジュールも可能です。さらに翌日には、マウイ島きってのリゾートエリア「カアナパリ」でくつろいだり、歴史ある港町「ラハイナ」の街並みを眺めたり、アートギャラリーが点在する「マカワオ」の町に足を延ばしたり・・・。思い思いの旅のスタイルを楽しめるはず。そうそう。冬場なら「ラハイナ」でのホエールウォッチングもはずせませんし、マウイ島に点在する小さな町には、サイミンやパンケーキ、ドーナツ・・・など、とびきりのローカルグルメが味わえる店もあります。自然と独自の文化が共存するマウイ島は、自由自在な旅を楽しめる場所。ひとり旅でのんびりとめぐるもよし、気の置けない友だちと一緒にめぐるもよしの島なのです。 ★アドベンチャーの楽園カウアイ島。ロマンティックなラナイ島。昔ながらのハワイを知るモロカイ島。 美しい自然のなかでアドベンチャー気分を味わうなら、カウアイ島がおすすめです。ハワイ諸島の最北端に位置し、ハワイの島々の中で最も古い歴史を持つカウアイ島。「庭園の島」という愛称で呼ばれるこの島は、その名の通り豊かな熱帯雨林に覆われています。 島内には「太平洋のグランドキャニオン」とも称される「ワイメア渓谷」や約27kmにも渡って断崖絶壁の絶景が続く「ナパリ・コースト」など、ありのままの大自然を楽しめる見どころが点在しており、トレッキングを楽しめるトレイルも充実しているので、ぜひ挑戦してみてください。 このほか「ワイルア川」でのカヤッキングや、透明度抜群の「ケエ・ビーチ」でのスノーケリングなど、各種アクティビティも充実。アクティブな旅を志向する人にとって、カウアイ島はまさにアドベンチャーの楽園なのです。 大切な人とともにロマンティックな時間を過ごすなら、マウイ島から西へ約14km。「プライベート・アイランド」の愛称でも知られるラナイ島を訪れてみてはいかがでしょうか。ハワイの有人島のなかで最も人口が少ないこの島には、至福のリゾート時間を楽しめる美しいホテルがあります。ラナイ島のシンボルとして愛される「プウ・ペヘ(スイートハート・ロック)」や純白の砂浜とおだやかな海が印象的な「フロポエ湾」、「神々の庭園」と呼ばれる「ケアヒアカヴァロ」などの見どころをゆっくり楽しみつつ、ゆるやかに流れるリゾートの時間を過ごす・・・。ラナイ島には、恋人たちの距離を近づけてくれる、不思議な魔法が宿っています。 さらに、ハワイに息づく伝統を楽しむなら、多くのハワイ先住民が暮らすモロカイ島もおすすめです。ハワイで5番目に大きいこの島には、約5kmにわたって美しい砂浜が続く「パポハク・ビーチ」やハワイ有数のパワースポットとして知られる「ハラワ渓谷」、ラバに乗って絶景のトレイルを進むツアー「ミュール・ライド」などの見どころや名物があります。 素朴な島の雰囲気のなかで楽しむハワイアンとのふれあいも、きっと素敵な旅の思い出になるはずです。というわけで、ハワイの島々はそれぞれに独自の魅力を備えています。次のハワイ旅行では、ぜひともネイバーアイランズへ足を延ばしてみてください! 奥深い旅の歓びに満ちたネイバーアイランズへの旅。オアフ島を拠点にしながら、自由自在にアイランドホッピングを楽しむのもおすすめですが、たとえばハワイ島に行くのならの直行便を利用してみるのもおすすめ。今年の夏には、ハワイ島への直行チャーター便が4本就航!乗り換えなしで気軽にアクセスできるので、現地の魅力をより深く楽しめるはずですよ! ※ 写真は ハワイ島「ハ「ワイ火山国立公園」看板」 マウイ島「ラハイナの街並」 カウアイ島「シダの洞窟」